穏やかで怒らないタイプの人は、一見優しい人と思うことがあるでしょう。
しかし、怒らない人が人を見捨てることがあるのはお気づきですか?
もしかしたらなんとなく違和感を感じたり、距離感を作られた経験がある方もいるでしょう。
この記事では、怒らない人がどんな時に見捨てるのか深堀り、対応方法のご紹介しています。
人間関係とは複雑なものですので、是非何かしらのヒントになれば幸いです。
怒らない人=優しい?
結論からお話しすると、怒らない人が優しいとは限りません。
怒らないからといって、あなたに対して何も不満や疑問がないわけではありません。
ただ、相手が怒ったりしてこないからといってあなたの言動がそのままである場合、いつか見捨てられることだってあるのです。
「優しい人ほど怒らせると怖い」なんて言葉も聞いたことがあるかもしれませんが、あなたに対して思うことが積み重なって限界が来ると関係性がこじれることもあるのです。
怒るという感情を出さないからこそ、本音の部分がわかりにくいこともあるでしょう。
見捨てるほど何が気になったのか?これからどう接していいか分からないと感じることがあれば、その人の奥深くにある心理が気になりませんか?
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怒らない人が人を見捨てる理由とは?
そもそも、怒ってもないのになぜ人を見捨てるのでしょうか?
今までの関係性は何だったのか?自分に対して何を感じたのか?など心理を覗いてみましょう。
不満があってもいちいち言うのがめんどくさい
例えば、相手があなたに対して不満など思うことがあったとしてもいちいちそれを伝えること自体がめんどくさいと思っている場合があります。
例え言ったとしてもあなたが変わらないだろう、言ったことによって衝突が起こるのも嫌だからこそ怒らないのです。
あなたに対して諦めの気持ちがあるのかもしれないので、もういいやと自然と離れていってしまうこともあるでしょう。
他人に無関心である
怒らないのも無関心さがあることもあります。
少しドライな人は他人に興味がなく、自分の生活にフォーカスしていることがあります。
「仕事でミスをしても責任はあなたにあるから自分には関係ない」「関わると面倒なことに巻き込まれそうだから距離をおいておこう」など他人と一線置いているのです。
そのため会話をしたとしても「ふーん、そうなんだ」と会話も膨らませる印象もなく、特に自分の感情も出さないところがあるかもしれません。
怒る時間や労力を無駄だと感じる
怒るという感情は、言われる側がストレスを感じるだけでなく、言う側にもストレスになります。
わざわざ誰かの為に怒ったりするストレスや、その後もイライラした感情が長引くことなど時間や労力が無駄に感じていることもあります。
何度言っても同じミスばかりする人や意見を曲げない人に対して、イライラやがっかり感を感じているからこそ見捨てていることもあるでしょう。
逆に言うと、成長させたい人や大切に思っている人であれば、その人に対しての愛情もあるのでちゃんと自分の思いを伝えたり、時に怒ったりすることもあります。
相手を傷つけないようにするため
怒ることで相手を傷つけてしまうのではないかと気にしている人もいます。
「怒りの感情に任せてひどいことを言ってしまったら…」「溜まっていた思いを吐き出すことで相手がショックを受たら…」と考えているのかもしれません。
怒ったり、意見することによって人間関係が崩れてしまった過去があり、大きな後悔したなんてことがあるのかもしれません。
その経験から怒ることをやめて、嫌なら何も言わずに離れたほうがお互いにとっていいのかもと思うのかもしれません。
怒ることによって他人からの評価が気になる
怒っている時は普段と違う印象を持たれることもありますよね?
だからこそ周りの目を気にする人もいます。
「あの人怒ったら怖いよね」「実はそんな風に思うんだ」なんて悪い噂や評価が気になってしまうということもあります。
周りを気にし過ぎて「いい人」「怒らない人」でいたいと思うのでしょう。
だからこそ、イライラする相手といるといつ感情が爆発してしまうか分からないので自然と近づかないようにするのでしょう。
がっかりしているから
怒りの感情を通り越して、がっかりして怒る気が失せている場合もあります。
度重なる失敗や何度言っても改善しない人にもう期待することや何か言うことをやめようと考えが着地しているのでしょう。
完全に呆れてしまっているので、違うことをしたり、他の人との時間を大切にしようと切り替えているのでしょう。
自分で考えてもらうため
怒りはしないが冷たい態度や距離を取ることで、相手に考えさせるチャンスを与えている場合もあります。
なんでもかんでも甘えられたり、意見を求められることにうんざりしている場合もあるのであえて距離を取ってこれまでと違う印象を与えてます。
結局本人が変わらなければ何の意味も持たないので、あえて見捨てて本人が改めるかどうか見守っているのです。
ただ、もうどうしようもない、改善の余地がないと思われた場合はバッサリと見捨てるでしょう。
見下しているから
怒らないのも相手を見下している可能性もあるでしょう。
「張り合う相手でもない」「こいつの為に何かをすること自体無駄だ」なんて思っているからこそ怒ることすらしないのでしょう。
怒るといううよりも「やっぱりできないよね」「レベル低いから仕方ないな~」なんて内心バカにしているのではないでしょうか?
だからこそ深く関わることがないのです。
一緒にいても自分の為にならないから
人を見捨てる人の中には、一緒にいる相手に対して「自分の為にならない」「つまらない」「成長できない」などと感じると関係性を断ち切る人もいます。
嘘をつくような人や自分にとって有害になるような相手に対しての不信感もあれば、見下したような理由もあるでしょう。
どちらにせよ本人にとって有益ではないからこそ、もう関わりたくないと感じているので、怒ることなく関係性を自然消滅させる行動に移るのかもしれませんね。
自分の仕事やプライベートに集中するため
自分の仕事やプライベートが忙しかったり、集中したいと感じる場合は人との距離を保つこともあるでしょう。
怒っている暇もないほど忙しさに追われているのかもしれません。
「忙しいから他の人に聞いてくれる?」なんて言葉を言われると、冷たさを感じるのかもしれません。
もしかしたらその言葉の裏には「忙しそうなの分からないかな?」「自分で考えてよ」なんて、あなたに対しての不満も隠れているのかもしれません。
怒ることより、忙しい理由を突き付けて距離を取ったり、見捨てようとしていることもあるかもしれませんね。
精神的な問題やトラウマ
過去に人にひどく怒られたことがあったり、人間関係でのトラブルやトラウマなどからうまく人間関係を築けないという人もいます。
人にうまく自分の感情を伝えられなかったり、相手が何を思っているのか不安を感じたりなど本人の精神状況が不安定になってしまうとフェードアウトすることがあるのです。
最近では「人間関係リセット症候群」という言葉もあるように、SNS上での繋がりや人間関係を完全リセットするということをする人も増えているようです。
怒らない人には様々な理由を抱えていることがわかりました。
人それぞれではありますが、相手や自分の為に距離を保つタイプもいれば、完全に見捨てるというタイプもいるようです。
相手の特徴を捉えたり、自分のしたことを振り返るのも大切なことになるでしょう。
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怒らず人を見捨てる人の特徴とは?
様々な心理があることが分かりましたが、どういった人がそんな思いをするのか特徴を挙げてみました。
過去に関係性が悪くなった人や見捨てられてはいないと思うけど、ちょっとこの人似てる気がすると思うのであれば少し注意してみてくださいね。
自分の意見をハッキリ言えない人
比較的自分の意見が言えない控えめなタイプは、自分の感情を正直に伝えられないというところがあるでしょう。
周りに同調しがちだったり、意見を求めても曖昧で周りからは「何を考えているか分からない」なんて印象を持たれていることもあるでしょう。
本人の中で抱える気持ちや思いがあっても、素直に言い出せないからこそ、そのストレスから解放されるために何も言わずに離れることを選択するのでしょう。
人に気を遣い過ぎている人
人に気を遣い過ぎている人は、先ほどの自分の意見がいけない人と同様で周りの目が気になって仕方ありません。
「いい人で見られておいた方がいい」「周りに合わせておけばいい」「あの人には逆らえない」など相手のことばかり考えることが優先しています。
気を遣い過ぎることで本人がドッと疲れる時が来るので、その限界を迎えると怒ることなく人と距離を取るのでしょう。
人に気を遣っているからこそ完全にバッサリ行くことはなく徐々に自分の存在を消し始めるのです。
我慢強く責任感が強い人
我慢強い人や責任感の強い人は日頃から我慢することがクセになっています
だからこそ自分の感情を押し殺していることが多くあるでしょう。
ただ、どんなに我慢強かったとしても人には限界がきます。
そこで「あ、もう無理!」となった時にシャットダウンすることがあります。
どんなに温厚そうに見えても我慢していることに気付けないと、とんでもないことになるかもしれません。
他人に興味がない人
他人の事情にあまり興味がないクールなタイプは、人に踏み込んだことをしません。
また、自分に対して踏み込んで来ようとする人を特に嫌う傾向もあります。
だからこそ怒ることもなく、特に興味がない人に対して早い段階から距離を取ります。
あまり感情を出すことなくもないので、あっさり人を見捨てる冷たさがあるかもしれません。
面倒くさがりな人
面倒くさがりな人は、人間関係に面倒だと感じた時に人を見捨てることがあります。
踏み込むことで自分がやらなきゃいけないことが増える、わざわざ人に注意したりすることも面倒くさいと言った無責任さがあるでしょう。
「自分で考えてやったら?」「え、面倒くさい」というような発言を多くする人は、とにかく面倒なことやトラブルが自分に向かないように壁を作るのです。
視野が広い人
考え方や視野の広い人は、人の気持ちも尊重することができます。
「そういう考えもあるよね!」と肯定的な言葉を投げかけてくれたり、一つの考えに固執しないのであまり怒ることをしません。
ただ、あまりにも非常識な考え方をする人には「そうなんだね!」と言いつつ相手を傷つけないように、徐々に距離を取ることだってあるのです。
冷静な判断をする人
頭の回転が速く、冷静な判断ができる人は感情で物事を考えることがあまり多くはありません。
先のことを見据えているので「この人といると良くないな」「仕事で大きなミスに繋がるな」など冷静に判断をします。
決断力の早さもあるので、怒る前に見捨てる・見捨てないの判断をすぐに取るでしょう。
損得勘定をする人
損得勘定で物事を考えるタイプは「この人といたらいいことになるかも!」「こいつと仕事してたら自分に責任が圧し掛かりそう…」など計算高く人間関係を築いています。
自分が楽しい・嬉しいことが増えそうな人や自分の評価が高くなりそうな場合はしっぽを振りますが、自分が損をしそう・面倒くさいことになりそうと感じた人にはあっさり手の平を返します。
しかし、見捨てた相手にいい噂やいいことがあるのを知ると、またあっさり姿を現したりする卑怯な面もあるので要注意です。
八方美人な人
誰にでもいい顔をする八方美人タイプも損得勘定するタイプと近い所があるので注意が必要です。
「いい人にみられたい」という気持ちが強いので、人に強く言うことをせずに相手の気分を害さないような振る舞いをします。
ただ、その奥に隠れた本音は「誰と一番仲良くしておけばいいか?」と考えていることが多いでしょう。
自分にとって有益な人や上司などのお気に入りになるようなテクニックも持ち合わせていることもあるので、ニコニコしながらも自分に害だとなる人には上手く距離を取ります。
人に注意したり、改善を求める怒りならいいこともあるでしょう。
ただ、怒りもせず人を見捨てる人のが怒る人よりもちょっと厄介なこともあります。
相手の特徴をよく知ることで、気を遣い過ぎない程度にうまい対応の仕方を考えながら過ごすこともいいかもしれませんね。
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見捨てられたと感じた時の対応は?
仲良くしていたと思っていたのに関係性に違和感を感じたり、完全に見捨てられてると感じた場合気持ちがモヤモヤしますよね?
どうしたらいいか悩む時にこんな対応や対策をしてみるのもいいかもしれません。
人に相談する
まずは人に相談してみることがいいかもしれませんね。
もしかしたら誰かに愚痴や不満をこぼしていることもあるでしょう。
見捨てられたと感じた理由が分かれば、相手に素直に謝ったり言動を改めることで関係性が修復することもあるかもしれません。
第三者からの観点やアドバイスも大きな参考になるので、一人で悩まずに誰かに話してみましょう。
見直してもらうように努力する
誰かに相談して理由が明らかになった場合や、どんなに接近しようとしても冷たくされるときは、まず自分の発言や行動などを改めて相手が見直すように努力する必要もあるでしょう。
自分が努力する姿勢に対して相手も考えを改めることがあるかもしれませんし、自分で努力することは自分自身の成長にも繋がります。
もし、関係性が元に戻らなかったとしても、他の人からの評価が高まることもあるかもしれないので決してマイナスなことはないでしょう。
直接話してみる
一番勇気がいることですが、一番モヤモヤの解消に繋がるのはやはり本人に直接話すことです。
「最近なんとなく距離を感じているんだけど、何かしちゃったかな…?」「もしかしてこの前のこと怒ってる?」など相手の気持ちを聞きだしてみましょう。
自分の非が確実に分かっているのであればまず謝ることが大切でしょう。
相手の気持ちを害したことは少しはあるかと思うので相手の気持ちを考えながら関係性を修復するようにしていきましょう。
関わるのを控える
どんなに接しようとしても完全に無視されたりするのであれば、もう関わることはやめて気になって仕方ないストレスから解放するのもいいでしょう。
また、相手が損得勘定・人を見下すような人などが分かるのであれば、一切関わらないのも良い判断かと思います。
怒らないけど、簡単に人を見捨てる人なんだと考え方を切り替えることで、モヤモヤすることもなくなるでしょう。
相談窓口に相談してみる
共通の知人がいなかったり、知人に相談するのができないなどの場合は相談窓口に相談することもいいかもしれません。
人に相談しにくい世の中らだからこそカウンセラーや相談窓口も多く設けられています。
知らない人だからこそ話しやすいというメリットもあるので、少しでも気になることがあれば打ち明けて、心理学などによる専門的なアドバイスをもらうことも今後の人間関係の構築にも役立つでしょう。
ハラスメントなら転職の検討も
もし今の現状が職場内でのことで、先輩・上司によるものであればどうしても関わらず負えないことが多いでしょう。
ただ、明らかに他の同期への態度が違う、プロジェクトに参加させてもらえないなど仕事に支障が出ることはモラハラ・パワハラになります。
もちろん、あなたが仕事で結果を出すことで雰囲気がいい方向に変わるかもしれませんが、あまりにも精神的ストレスを抱え込んでしまうのであれば異動届や転職の検討の余地もあるでしょう。
職場は長く過ごす場所だからこそ、あなたが生きやすい場所を選ぶことは大切なことです。
自分のペースで自分磨きをする
人に見捨てられたとしても、その人の感情や考えなわけで、あなた自身のペースで生きていけばいいのです。
その人に悪く思われたとしても他の人は評価してくれますし、自信を失う必要はありません。
自分らしく自分のペースで努力をし続けましょう。
自分が成長することで自信を持つことができ、見捨てられた人のことや出来事がいつか「そんなこともあったな~」くらいどうでもよくなることだってあるでしょう。
冷たくされたり、見捨てられたとしてもあなた自身がその相手とどうしていきたいかまず考えてみて下さい。
関係を修復したい・これからも仲よくしたいと思うのか、そうでないのかによっても大きな違いがあるでしょう。
また、これから出会う人や今仲良くしている人と長くいい関係性を続けられるように相手のことも思いながら過ごすといいかもしれませんね!
まとめ
怒らないからといって「いい人」というわけではないこと、簡単に人を見捨てる人がいることがお分かりになったでしょうか?
冷たくされたり、距離を置かれることでモヤモヤしたり、傷つくことだってありますよね?
ただ、相手もどう感じてそのような行動に至ったのかも客観視してみるのがいいでしょう。
今後そのようなことがないいい人間関係を過ごしていけるといいですね!