今、出世に対する考え方が一昔前と変化が起こっているのをご存じですか?
以前は、役職に就き、高い給与を得た者こそ勝ち組と考えられていましたが、現代では出世をあえてしない選択をし、そこそこの給与が得られ、プライベートを充実させることの方が勝ち組だと考えている人が増えているようです。
この記事をご覧になっている、あなたはこの先の将来についてどうお考えですか?
出世しないことが本当に勝ち組になるのか?メリット・デメリットの点も踏まえて、今後の将来について考えてみるきっかけにして頂ければと思います。
出世しない人は勝ち組なのか?

なぜ今の時代、出世しない人が勝ち組と言われるのでしょうか?
大前提、仕事やライフスタイルについての価値観は人それぞれなので、「出世=勝ち組」「出世しない=勝ち組」と意見が分かれるのも当然のことです。
出世しないことを選択した方たちは、このような意見や価値観を持っていることがあるようです。
出世や仕事に対する価値観の変化
出世をすると基本給や役職手当などがつき収入が増えるものの、経営者に近い立場の管理監督者になれば時間外手当の規定が適用されなくなります。
その分、実務に加えて部下の育成やマネジメント、責任が増えるからこそ給与に見合っていないのでは?と考える方もいます。
また、勤務先を定年まで続けることも正解と考えず、転職や独立などを考慮すると動きやすいポジションでいることを選択する方もいます。
出世や働き方に対する価値観が一昔とは変わってきている背景から、「出世こそが成功なのか?」と捉えているのでしょう。
ワークライフバランスの重視
仕事も大切ではあるが、プライベートも充実させたいという思いから出世しない選択をしている方も多くみられるでしょう。
仕事はあくまで生活を支えるための手段として考え、出張や残業、緊急時の対応などに追われるリスクよりも趣味や友人・家族との時間を確保したいと考えるのです。
実務へのやりがい
自分が受け持つ仕事が好きな方、持ち合わせたスキルを発揮できる実務に対して満足度が高い方もいます。
出世することでこれまでとは違う業務も増え、実務を離れることに対して抵抗を感じるからこそ現状のままでいたいと考えるのでしょう。
自分で作り出すものや直接顧客と関わることにやりがいを感じる方にとっては、出世することが魅力に感じられないのです。
副業の普及
出世はしたくないけれど、現実的に収入源は重要だからこそ、副業での収入を得ながら生活を支える方も増加しています。
会社では発揮できないスキルがある方や新しいコミュニティや業務に関わることの新鮮さを感じる方、金銭が必要な時や空いた時間を有効活用したい方など副業に対する関わり方も様々です。
多様性の受け入れ
人それぞれ価値観が違うことは当然だという認識が広がっている時代です。
地位や名誉、資産、家庭、自由など優先したいものが違うからこそ、「人は人、自分は自分」と捉えて自分が満足できる状態が勝ち組だと捉える考え方を持っているのです。
ストレスの抑制
ストレスの多い現代社会を生き抜くために、いかにストレスを抑制して生活をしていくかと考える方も少なくはありません。
ストレス耐性が強くない方にとっては、出世をすることで得られる地位や名誉、収入よりも、仕事や人間関係のストレスを少しでも減らして過ごすことを優先させる方もいます。
それらを「逃げだ」「楽し過ぎだ」と考える方も中にはいるかもしれませんが、自分の精神状態を健康に保つための選択として守りの姿勢を悪いものだと考えないのです。
出世した人の意見の影響
実際に出世した人の意見の影響によって、出世に対する魅力が感じられなくなってしまったという人もいます。
経営者や役員に直接聞いた話やSNSや自叙伝などを目にすることで、「社会的成功者であってもいいことばかりではないんだな…」「自分にはここまでの犠牲を払うことができないかもしれない…だったら平社員でいいのかも。」と成功者の裏に隠されて部分にネガティブな感情が揺らいでしまうのでしょう。
実際にその立場になってみないと結果的には分からない部分はありますが、自分自身がこの先も出世しないままでも満足度や幸福度を感じられるとなれば勝ち組といってもいいのかもしれません。
しかし、出世して成功を収めた人を見て、「羨ましい!」「あんな生活を送りたい!」と思うのであれば、まだこの先自分を変えていくチャンスがあれば挑んでいくことを考えてもいいのかもしれませんね!
出世しないことでのメリットは?

現時点では出世する・出世しないの決断ができない方も多いかと思います。
これから紹介する出世しないことを選択したことで得られるメリットを絶対的に優先させたいと考える方は、出世しない選択が合っているかもしれませんが、この後に紹介するデメリット点についても見た上でこれからのことを考えてみて下さいね!
責任やノルマなどの負担が少なめ
出世することで、数字や結果に終われることや部下のミスのフォローや教育など何かと責任やノルマに追われることがあります。
当然のことですが、出世しなければその責任や結果を出さなくてもいいということではありません。
しかし、管理職以上になるということは会社全体のことを考えることが求められるので、その重圧やプレッシャーから解放されることはメリット点になるのかもしれません。
時間外手当の支給
管理監督者以上になると役職手当はつくものの、時間外手当が支給されなくこともあるため、残業代が支給される方が良いと考える場合は出世しない方がメリットとなることに繋がるでしょう。
ただし、ノー残業デーを実施している企業や残業時間を厳しく取り締まっている企業もあるため、時間外手当の上限が見込める場合、勤務先によってはあまり収入に繋がらないデメリットになることも考えられます。
自分の仕事に集中できる
出世しなければ、自分の仕事に集中できるということもあります。
管理職以上になると、実務以外に会議参加や教育マネジメント、緊急時の対応などあらゆる業務が増えることになります。
今抱えている業務に集中したい、今のスキルをもっと生かして伸ばしていきたいと考える方には出世しないことの方がメリットに繋がることがあるかもしれません。
異動・転勤のリスクを抑えられる
出世をすることで異動や転勤のリスクも考えられます。
新しい支店や店舗のために一時的または長期的に異動や転勤の辞令が出た場合は、会社の指示に従わなければいけないこともあります。
部署が変わることや家族と離れて生活することなどをなるべく避けたいと考える方にとっては、異動や転勤のリスクが低いポジションでいることの方がメリットになることがあります。
休暇取得がしやすい
管理職以上になると、緊急時の対応や定例会議などを考慮しなければいけないため、長期休暇を取ることが難しくなる場合があります。
休日にゴルフ接待などがあることや休暇を取っていても連絡や確認業務などをする場面もあるでしょう。
旅行やイベントのために自分のスケジュールを調整しやすく、休暇取得が取りやすい方が気楽でいいと考える方には平社員でいる方がメリットとなるでしょう。
出世しなければ、重い責任や業務が少なく、会社の制度を活用することができることがメリットとなるでしょう。
仕事よりも自分のライフスタイルを絶対的に優先させたいという方や責任を背負うことができそうにないというタイプであれば今のままでのいいのかもしれませんね。
出世しないことのデメリットは?

ただ、出世しないままだと当然この先の不安を感じることもあるでしょう。
これらが自分にとってマイナスだと捉える場合は、現時点で出世しない選択をしない方が良いかもしれません。
年収格差が広がる
同期や後輩が出世をした場合、数年後に年収格差が広がることは現実的な問題です。
出世をすることで生活のレベルが変わり、家や車の購入、生活費や子供にかけらえるお金に余裕がでてくることでしょう。
しかし、出世をしなければ大きな収入の変化はなく、将来的に資産をどれくらい残せるのかという不安は避けられないでしょう。
物価高が続いている今、将来に残しておくお金と今の生活や身の回りの物にかけられるお金を切り詰めて生活することを考えながら過ごす必要があるでしょう。
業務内容が一定的
現時点では、今の業務内容に満足していたとしてもずっとこのままであり続けることで、マンネリ化しやすいことや新しい視点やスキルが磨かれず停滞感を感じる可能性もあります。
出世をすることで新しいプロジェクトの立ち上げ、組織改革などが任される機会が増えることで、自分の成長に繋がることやモチベーションを高く維持することを感じられることでしょう。
年下の上司からの指示を受ける
もし、あなたの部下が出世をして上司という立場に変わった時に、指示を受けることは素直にできるでしょうか?
今までは先輩として指導や意見をしてきたとしても、立場が変われば上司として気を遣うことや指示に従わなければいけなくなります。
立場逆転になった時、嫉妬をしないだろうか?素直に部下としていられるだろうか?と考えてみると、出世しなかったことを後悔する日が来てしまう可能性もあるでしょう。
決定権がなく指示や方針に従うしかない
どんなに勤続年数が長くても、責任者以下であれば決定権がなく、会社や上司の指示や方針に従わなければいけません。
あなたが意見したとしても「これは上で決まったことだから」と跳ね返されてしまう可能性もあります。
会社の社風を変えたい、業務内容や取り組み方をこうしたらいいのでは?という意見があったとしても、結局平社員には権力がないのです。
社会的信用や評価が下がる可能性
「出世しなくても給与がいい企業に転職したらいい」と考える方も中にはいるでしょう。
ただ、30代以降で転職を考える場合、マネジメント経験の有無が採用の判断に左右される可能性があります。
中途採用において、管理職やマネジメント経験、実務での成績結果、高いスキルや仕事に対するモチベーションがあるかを見られるからこそ経験がなければ書類選考の時点で通過しにくいケースがあります。
出世をしなければ重い責任から逃れられ、プライベートを充実させることはできるものの、これらのことはどうしてもデメリットとして感じる瞬間がきっと訪れることがあるでしょう。
もちろん、あなた自身の人生なのであなたがどちらを選択するかは自由です。
メリット・デメリット両方を比較した上で、これからのことを考えてみてはいかがでしょうか?
あなたはこれからどうしていきたい?

メリット・デメリットを見た上で、自分自身の人生を勝ち組にするためにどうして行くべきか考えてみましょう!
出世する・しないの選択はあなた自身の人生なので、どちらを選択しても満足度が高ければそれが正解です!
ただ、今現時点で決めなくても半年後、一年後に考えが変わることもあるので、そのタイミングでこのようなことを自問自答してみるといいかもしれませんね!
収入面について
当然ながら生活を送る中でお金は重要なものだからこそ、収入において冷静に考える必要があります。
収入や生活スタイルにおいての満足度も人それぞれなので、あなた自身がどう考えるのか給与明細や家計簿を見て判断してみると良いでしょう。
出世しなくてもいいかも?
・今の収入に満足した生活が送られている
・節約術や資産運用をうまくできている
・副業による別収入が確保できている
・資格手当を得られている、資格取得のために勉強をしている
出世した方がいいかも?
・何年も収入が変わっていない
・残業や成績の変動によって変わる収入に不安を感じる
・マイホームや車の購入、家族の生活費、将来の預貯金のことを考えると収入を増やしたい
・副業をするほどの時間がない
業務内容
今の業務内容や会社に満足できているかによっても、仕事に対するモチベーションに違いが出てくる瞬間があるでしょう。
収入にも繋がることだからこそ、今の実務やこれから先のビジョンも合わせて考えてみると良いですね。
出世しなくてもいいかも?
・専門的なスキルや知識が活かせている
・新しい業務よりも自分の実務に集中したい
・会社の方針や指示に素直に従うことができる
・転職しても通用する専門的知識や経験がある
出世した方がいいかも?
・今の業務にすでにマンネリを感じている
・新しい業務へチャレンジしてみたい、スキルを上げていきたい
・一度管理職を経験してみて、自分に合うか考えてみたい
・会社の体制などを変えていきたい
精神面について
自分の性格や価値観、仕事に対するストレスなど精神状況も大きく関わってくるからこそ自己分析をすることも必要です。
あなたらしくいられる状況を作り出すことも大切なので、自分の心を向き合ってみる時間も作ってみましょう。
出世しなくてもいいかも?
・役職や肩書よりも自分の時間を大切にしたい
・責任を負うことや教育指導は性格的に向いてない
・今の職場環境にストレスを感じていない
出世した方がいいかも?
・同期や後輩が上司になっていくことに嫉妬や劣等感を感じる
・5年後10年後も同じポジションでいることに不安を感じる
・管理業務や人の教育が嫌いではない
これらのことを自問自答してみて、出世しない方が良いのか、出世することが良いのか、答えが見つかるはずです。
ただ、今現時点で人生そのものを決定せずに、ターニングポイントとなる時期を迎えた時にもう一度その時の自分に問いかけてみると今とは違った答えが出てくることもあります。
「この選択をしてよかった!」と思えた時、あなたは勝ち組になるのです!
まとめ
出世しないことが勝ち組なのか、出世した方が結果的に勝ち組になるのか、その感じ方は人それぞれかと思いますが、この記事を通してあなた自身はどう感じましたか?
現時点で全てを決める必要はありませんし、5年後10年後には今と考え方が変わることもあるので、その時にまたこの記事を見直してみるといいかもしれません。
あなたの人生はあなたのものだからこそ、満足度や幸福度を感じていれば、どちらの選択をしてもあなたは勝ち組になれるはずです!
