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人を利用する人の育ちや特徴とは?うんざりする図々しさへの対処法も紹介!

あなたの周りには、人を利用する図々しさを感じる人はいますか?

お互い助け合うことがあったり、たまにお願いされるくらいのことがあればあまり気になることはないかと思いますが、あまりにも要求が多すぎると困りものですよね?

この記事では、人を利用する人はどんな育ち方をしてきたのか、どういった特徴や心理があるのかを解説しています。

また、それらを踏まえてどのような対処をしたらいいのかということも紹介していますので是非今後の参考にしてみて下さい。

目次

人を利用する人の育ち

さっそく、人を利用する人がどんな育ち方をしてきたのかを紹介します。

家庭環境や育ってきた周りの人の影響により、人格や考え方などが大きく関わります。

恐らく図々しさを持ち合わせていない人からしたら、「そんなこともあるの?」と思われるかもしれませんね!

甘やかされて育った

人を利用する人の育ちの中で、甘やかされて育った人が該当することがあります。

親が何でも与えたり、自分で考えさせる事をさせなかったが為に、誰かがやってくれる・与えてくれるなど他力本願な考え方が身についてしまいます。

わがままで自己中心的な考えも備わってしまうため、周りの知識や力を利用して自分が楽になれるようにと日々生活を送るようになってしまうのです。

愛情不足だった

親からの愛情が不足していた人は、自身が愛情を与えられなかったため、人に対しての思いやりが欠けてしまいがちになります。

会話が少ない、一緒に過ごす時間が少ないといった環境によって、人の感情が読みづらい、共感できない、興味が沸かないなどといった人格になりやすくなることもあります。

そういった感覚が備わっていることで、人に何かしてもらうことがあっても、相手の気持ちまで考えられない自己中心的要素や図々しさがあるのです。

親の行動

子は親を見て育つといいますが、親の行動が人を利用することが多ければそれが子供も普通と考えてしまうことがあります。

人になんでも頼ることが当たり前の環境であると、その感覚は大人になってもそのままになってしまうこともあるのです。

「できないことは人にやってもらう」「わからなければ人に聞けばいい」と自分で何か行動をすることよりもまず人の力を利用する考えが優先的に立つのです。

こういった考えになるのも、親が自己中心的な考えな場合もあれば、社会的権力者や優位な立場にいる親の場合もあります。

競争的な環境

人を利用するような感覚が身についてしまう環境として、競争的な環境だった場合も挙げられます。

成績や結果を重視される環境に置かれると、成功するためなら人を利用したとしても結果が良ければそれでいいという感覚が備わります。

常にいい成績でいることへのプレッシャーがあり、評価をされたいという欲のためであればどんな手を使ってもいい、結果よければ全て良しと、正当化させるのです。

教育問題

家庭や学校での教育も、人を利用する人を育てることもあります。

家庭で親からマナー教育や共感力などを教えられなかったり、コミュニケーションの不足など様々な要因により、人付き合いや考え方にズレが生じることもあります。

学校でも倫理や道徳教育などよりも成績重視思考な教育方針や教師の指導法により、人としての行動に関する知識や感覚が備わらなくなることもあるのです。

どちらにおいても教育環境が不足していることにより、友人との関わり方が分からない、人を利用することに対して罪悪感を抱かないといった思考になってしまうことがあるのです。

経済的問題

経済的問題を抱える家庭でも人格形成に大きく関与することがあります。

経済的に余裕がない家庭の場合、何としてでも今の状況を脱却させたいという思考が強くなることにより人を利用してでも状況を良くさせようとする行動をとることがあります。

また、真逆な環境として裕福な家庭環境であっても、人を利用して最終的にお金で解決させればいいという考えが働く人もいます。

両者真逆の環境であっても、自分の成功や目標達成のためであればどんな手を使ってでも結果が良ければ良いというエゴが働くのです。

コミュニケーションの低さ

家庭内や成長過程の中で、コミュニケーションをあまり取れなかった・取らなかったという育ち方をすることによって人の気持ちを理解することが欠けてしまい大人になることもあります。

人の気持ちや考えが理解できない・尊重できない感覚が備わってしまうことで、人を利用したとしても相手のことまで考えずに自分のことばかりになるのです。

会話が少ない、孤立することが多い、いじめられた経験、引っ越しばかりを繰り返してきたなど様々な要因があることによって、人との繋がりが薄くなってしまった結果なのでしょう。

周りの人からの影響

人を利用する人は、家族だけでなく一緒に過ごしてきた友人ななどからの影響が関与することもあります。

周りの人がストレートに物事を伝えるタイプや自己中心的な人ばかりであると、「自分もそうしたらいいのか」と周りと同じような考えや行動をすることがあります。

人を利用する人の行動を見て、自分が楽をする方法や周りがやっているからという安心感から罪悪感を感じることがなくなってしまうのでしょう。

人を利用する人の育ち方は様々なケースがありますが、そのほとんどは家庭環境や親からの影響が大きいようです。
人格が固まってくるのも、一緒に過ごす時間が多い家族だからこそその感覚が当たり前となってしまうこともあるのでしょう。
また、育ってくる中で人を利用することに対してメリットだと感じてしまう思考になるのも、自分が嫌な思いをしたくない・損したくないといった自己中心的な考えを持ってしまう経験や周りの影響も大きく関与するのです。

人を利用する人の特徴や心理状況

人を利用する人の育ちから、人格形成がなされ似たような特徴を持つ人が図々しさを兼ね備えていることがあります。

どんな特徴であるのか、またその人はどんな心理状況であるのかを解説していきます。

あなたの周りにもしかしたら該当する人がいるのかもしれませんね!

自己中心的

人を利用する人は、基本的に自己中心的な考えを持つことがあります。

自分の思い通りになるのであれば、「人に頼めばいい」「自分は楽なことだけでいい」という考えが働きます。

わがままなで相手のことを考えない人は、人を利用することに対して罪悪感を感じることなくむしろやってもらえてラッキーくらいに感じていることもあるのでしょう。

損得勘定

損得勘定しがちな人も人を利用しがちになります。

自分が大変な状況や損な感覚になることを嫌い、楽な方や自分が得になることに繋がればそれでいいのです。

常に人と比べて自分がいい状況下であるのかということに焦点を当てているので、身勝手な行動が良く見受けられるでしょう。

面倒くさがり

何事にも面倒なことは避けたがる面倒くさがりな人も人を利用しがちです。

自分がやりたくないことや苦手なことなどは、人に押し付けようとします。

基本的に「面倒くさい」が口癖だったり、やりたくないことをすぐに行動せず後回しにしがちな人は、人を利用することで楽をしたいだけなのです。

甘え上手

人の懐にうまく入り込み、自分の要望をうまくお願いする甘え上手な人も人を利用することがあります。

人とうまく付き合うことができるので、相手の様子を見ながらうまく計算して頼みごとを聞いてもらえるように仕向けます。

計算高いところがあるので、本心では上手く人の優しさにつけ込んでいることもあるのです。

人当たりが良いのであまり悪い印象を感じない人もいますが、よくその人を見ている人は計算高いなと感じていることもあるかもしれませんね。

無責任な人

人を利用する人の中には無責任な人もいます。

責任を求められることから逃げ、誰かに押し付けることで責任逃れをしようと目論むのです。

何か失敗があれば誰かのせいにすることもあり、評価されることがあればあたかも自分のおかげだとコロッと態度を変えることもあります。

嘘つき

嘘をよくつく人は、様々な嘘によって人の心理を動かし利用しようと企むことがあります。

やりたくないことを人に押し付けるために、嘘をつき相手を騙して楽をしようとします。

そうは言っても、嘘を重ねることでつじつまが合わなくなることもあり墓穴を掘ることもあるでしょう。

ただ、日頃から嘘をつくのが上手い人は、あたかも真実かのように完璧さがあるので判断しにくい部分もあるかもしれませんね。

説明がうまい

説明能力が高い人も、人をうまく利用することがあります。

語彙力や表現力が長けており、自分がお願いしたいことを相手から行動してもらえるようなこともできるのです。

人の心理を読み取る能力もあるため、相手は信じ切ってしまうことがあるのです。

言葉巧みに相手の心を動かすことで、うまく人を利用していくのです。

自信がない

自分に自信がないからこそ、人にお願いばかりする人もいます。

自分が弱い立場だからこそ、自分を守ることに必死で人を利用することで自己防衛に繋げているのでしょう。

大きな責任を問われることも逃げたいため、弱さを相手に見せることで助けてもらえるようにしていくのです。

人によって態度を変える

人によって態度を変える人も、相手によって利用することがあります。

相手を下に見ていると、何かと指示を出して強い態度になるのに対して、相手が格上の相手であればうまくごますりをして甘えて相手の能力や権力を頼りにするのです。

人によって態度を変える人は、自分の立ち位置を理解しながらも相手と比較し自分より上か下かと勝手に判断して行動をします。

自分が生きやすい状況を相手によって変えながら、人をうまく利用して自分の存在をどこかに置いておきたいのでしょう。

本心は不安で孤独な部分を持ち合わせていることもあるのです。

権力や地位を武器にする

自身に権力や地位が確立されていることで、周りの人間を指示したり、コントロールする力を持っているからこそ人を利用することがあります。

更なる成功を求めるために、周りの人の意見や感情への配慮もあまり見受けらえれないでしょう。

権力や地位こそが成功であると考え、立場をうまく利用することで人を動かして自分の成功へと導くのです。

しかし、あまりにも配慮がないことや圧力を感じる相手側にとっては厄介者でしかないのでしょう。

人を利用する人は、自分の利益になることであればそれでいいという考え方を持つ人が多いです。
自分さえ良ければいいという図々しさがあるため、サポートしてくれる人の気持ちや苦労を考えることがないので、負担に感じることがあればこのような特徴を持つ人との関わり方は気をつけなければいけないかもしれませんね。

人を利用する人への対応方法

もしあなたが人を利用する人から頼み事ばかりされることや指示を受けることが多ければ、何かと負担になりストレスになってしまうことも大いにあるでしょう。

もし何度も同じうようなことがあって困っている、迷惑していると感じるのであればどのように対処したらいいのか以下の方法をヒントにしてみて下さいね。

自分でやらない理由を聞く

相手から何かお願い事をされた時に、あなたが少しでも嫌だな、どんな対応をしたらいいのかと感じるのであればまず相手に自分でやらない理由を聞くのもいいでしょう。

自分が人に任せようとしていること、やらない理由を明確にすることで考えを改めることもあるかもしれません。

頼まれる側になるわけですから、すぐに受け入れずに毅然とした態度で相手の考えをまず聞くということに焦点を当ててみましょう。

理由を聞いて、相手をサポートするかはそこでしっかり判断するといいでしょう。

相手の良い部分を褒め本人の力で解決させる

人を利用する人は、誰かに頼みごとをして解決する楽さを知ってしまうと、どんどんエスカレートして甘えるようになります。

自分で解決する能力を高めなければ、毎度同じようなことの繰り返しとなり負担ばかりが増えてしまいます。

そこで、相手の長所や知識や経験を褒め、「あなたならできる」「これで成果を出せばもっといいチャンスが巡ってくる」と伝え、自分でやることの大切さや責任感を感じさせることもいいでしょう。

褒めてもらうことで自己肯定感も高まり、自信や意欲が湧くこともあるでしょう。

褒めて伸ばすことをすると人は変われることもあるのです。

一緒に行う

自分で解決しようとしないのであれば、一緒にやることをするのもいいでしょう。

なんでも人に頼りっぱなしで無責任にならないように、基本的な部分は本人に行動させて、本人ができないことだけをサポートして最後までやり抜くことを経験させることによって、達成感を得られるかもしれませんし、人に手伝ってもらえることへの感謝や負担を与えていたことに気付くかもしれません。

一緒に何か一つのことをやり遂げることでお互いの信頼関係なども築き上げることもできるので、いい方法のひとつではないでしょうか?

素直に断る

何度もお願いされることが多く、さすがに限界だと思うのであれば素直に断りましょう。

「前も同じこと頼んできたよね?」「今やることが多いから手伝えない」「まずは自分でやってみて?」とあなたの素直な気持ちを伝えましょう。

もちろん言葉にトゲがあり過ぎると、関係性やその場の空気を悪くさせることがありますので言葉選びは慎重にするべきですが、断られることによって相手もまたお願いしづらくなりますし、行動を改めることがあるかもしれません。

人を利用する人は自己都合ばかり押し付けてくるので、あなたが断ることに対して罪悪感を感じる必要もありません。

ただ素直に自分の気持ちを返すだけでいいのです。

周りに相談する

相手に直接断ることができない、どうしても圧力があって何も言えない相手だった場合はどうしても引き受けがちになってしまうことばかりになるかもしれませんね。

やることが多くて残業が長引いてしまったり、ストレスを抱えるばかりであれば、周りに相談できる人に素直に打ち明けてみましょう。

また、職場であれば人を利用する人にとっても上司に当たる人に相談してみるのもいいでしょう。

あまりにも何度も繰り返されること、自分ばかり頼まれがち、断ることが怖いと感じるなど素直に自分の気持ちを打ち明けて、本人に指摘してもらうなど対策をとってもらうことであなたのためにもなり、本人のためにもなるでしょう。

相手の言動を見抜く

人を利用する人の特徴や心理を紹介したように、相手のことをよく観察していると、どんな時に人を利用しようとするのか言動で相手のことがわかるかもしれません。

日頃から注視しておくことで、対策方法がもっと具体的に取れるかもしれません。

相手を理解することで、どんな言葉で返すのか、どんな反応を示せばいいのかなど先手を打っておけば、知らぬ間にあなたに頼りっぱなしになるなんてことがなくなっていくかもしれません。

関わらない

人を利用する図々しさを持つ人はなかなか自己中心的な行動を改めないこともあります。

日頃から関わりを持つことで、あなたに対して頼みやすさを感じてしまうことがあります。

適度な距離感を持つことで、図々しく何かを言ってくることもなくなるでしょう。

そうは言っても同じ空間で過ごさなければいけないため、関わらなければいけないこともあるでしょう。

そういった場合は、忙しく動き回って声を掛けられる雰囲気を感じさせないようにする、ランチなど一緒に過ごさない、上司と過ごす時間を増やす、個人的な話をあまりしないなど深く関わらないような対策を取っておくといいでしょう。

あなたの優しさや知識・経験を知ることで、あなたに甘えてつけ込んでくるため一定の距離感を常に保っておくといいでしょう。

問題がなければ受け入れる

あなたが相手の要望に対して、特に気にならないというのであれば受け入れてサポートをしてあげることもいいでしょう。

あなたの優しさやサポート力は、周りもしっかり見ています。

周りからの評価も得られ、信頼できる人だと感じられるため、人としてもビジネスなどにおいても成功の道に進んでいくことにも繋がります。

人を利用している人の要望を受け入れつつ、その努力により成功を収めるのであれば逆にそこを利用するのも一つの手かもしれないですね。

人を利用する人は、言いやすい人に対して図々しさを出してきます。
あなたが優しい人、断るのが苦手な人、仕事ができるなどを判断して近づいてくることがあります。
そこにつけ込まれないように、適度な距離感を保ち、自己解決力を身につけてもらえるようになれば理想的でしょう。
もちろん、あなたも誰かに頼ることやお願いすることはきっとあるはずですから、手を差し伸べてあげることによって、あなたも助けられることがあるため持ちつ持たれつの関係を築くことも大切ですね。
相手の特徴も理解しつつ、上手くバランスを取りながら対策を取ってみて下さい。

まとめ

いかがでしたか?

人を利用する人の育ち方は、大きく家庭環境や周りの人からの影響が強く、図々しさはなかなか改善されないこともあるかもしれません。

ただ、そういった方のお願い事を受け入れることで負担やストレスを抱えてしまっているのであれば、相手の特徴をしっかり理解することや相手の考え方を少しでも変える、最善の対策方法が見つかるでしょう。

人は支え合いながら生きていかなければいけないことも多くあるため、完全に断ち切るのは難しいことかもしれませんが、あなたがどうしたいか?相手との関係性をどう考えるのか?を素直に考えてみるといいですね!

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