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逃げ癖は育ち方によって身に付くもの?改善策や接し方のヒントを紹介!

日々起こる問題やトラブルにおいて、言い訳したくなったり、逃げたくなることって誰にでもありませんか?

しかし、人によっては逃げる癖が強い人もいるのも事実です。

今回は逃げ癖がある人の特徴や育ちなどを解説しています。

育ちの環境によって、その人がなぜ逃げることばかりしてしまうのかがわかるかもしれません。

もしご自身が該当する場合や周りにいる人がいれば是非深く知ることで、何か解決策が見つかるかもしれないので是非参考にしてみて下さい。

目次

逃げ癖がある人の特徴

まず逃げ癖がある人の特徴について一例を紹介していきます。

周りにいる人やご自身が該当することがないかチェックしてみて下さいね!

「でも」「だって」が口癖

逃げ癖がある人は、自己防衛が働くため「でも」「だって」という否定的な言葉を発することが多く、人や環境のせいに目を向けて自分を正当化させようとすることが多々あります。

むしろ自分がまるで被害者であるかのように振る舞うこともあります。

自分が責任を負いたくない、悪者扱いされたくないといった気持ちがあるため、それをうまく回避しようと常に言い訳をします。

謝ることが苦手

逃げ癖がある人は、自分の非を素直に認めることができないため謝ることができないこともあります。

謝るという行為自体が、自分が批判されている、悪く扱われる、上下関係が生まれるなどと捉えてしまうのでしょう。

謝れば相手との関係が修復できる、トラブルの軌道修正ができるというポジティブな考えに結びつかないからこそ、謝ることをせずに人や状況のせいにして逃げてしまうことがあるようです。

責任転嫁しやすい

先ほどから少し触れていますが、逃げ癖がある人は人や出来事が原因によって自分が悪くないと責任転嫁することがあります。

自分以外の要因によって自己防衛をしたり、相手の価値観を押し付けられることを嫌うのです。

被害者意識があるせいか何かのせいにしていれば自分を正当化させ、安心することがあるのです。

コミュニケーションが苦手

逃げ癖がある人は、人とのコミュニケーションが苦手ということもあります。

相手の気持ちを知ることや仲を深めることが苦手だったり、極端に時間がかかってしまうこともあります。

また自分の思いを相手に伝えられないということもあります。

うまく会話することや関わり方が分からないので、人見知りやごく一部の人にしか本音を伝えられないということもあります。

決断力がない

自分自身に決断力がなく、常に人の意見や場の空気感に流されやすいということもあります。

自分の意見があったとしても、「否定されたらどうしよう」「誰も同意してくれないのでは?」と勝手に自己判断することもあります。

決断を迫られると困った表情を浮かべ、相手に質問返ししたり、「あの人が○○って言ってたからそれでいいと思う」だなんて逃げようとします。

プライドが高い

逃げ癖がある人は、実は妙にプライドが高いといった特徴もあります。

自分のミスを素直に受け入れられない所や人から批判されることをされたくないので、自分に自信がある時は相手に対して強い姿勢を示すものの、自信がないときや間違いと分かっていても素直に謝れない時はごまかして逃げの姿勢を示すこともあります。

基本的には何でもこなすことができる人でも、苦手なものの一つや二つあっても当然ではあるのですが、そこを素直に認められないプライドが邪魔をしてしまうのでしょう。

ストレス耐性がない

逃げ癖がある人は、様々なストレスに対して耐える精神力が低いことも挙げられます。

責任が圧し掛かることや自分に負担や苦労があることが想定できることに対してストレスを感じ逃げたくなってしまうのです。

そのためこれまで何かを成し遂げたりしてきたという実績も少なく、途中で投げ出したり、そもそも手を付けようとせず始めから逃げてしまってきたことも多いのです。

飽き性

何に対しても飽きっぽく途中で逃げ出す姿勢がある人もいますよね?

始めだすときは意欲が高いのに、途中から面倒に感じたり、嫌になると「もういいや」と最後までやり遂げることなく離脱します。

よくあるパターンとして形から入り過ぎる人などは、ある程度の準備までしたらそれで満足してしまうなんてこともありますよね。

また、人と何かをしようと提案するにも関わらず、結局人任せにしたり途中放棄して周りの人に迷惑を掛けている人もいませんか?

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人は、自分に自信がなく「自分には無理だ、できない」と何かを始める前からネガティブに考えて逃げ出そうとします。

自分に自信がないだけでなく、周りの反応や評価にも敏感なので「周りに迷惑が掛かってしまう」「失敗したら怒られるかもしれない…」と悪い方向にばかり考えがちになってしまうことがあります。

だからこそ始めから何もしようとしなかったり、誰かが先陣を切ってくれない限りは何もできずまず逃げることばかりを考えがちになってしまうのでしょう。

だらしがない

身の回りのことにだらしなさを感じる人も、逃げ癖があることがあります。

「ま、いっか」「いつかやるよ」「誰かがやってくれるでしょ」と責任感のない発言が多く、いつの間にか放置してそのままの場合があります。

途中放棄が多いからこそ、デスクが散らかっていたり、部屋が汚かったするのかもしれないですね。

HSP

HSP(Highly Sensitive Person・ハイリー・センシティブ・パーソン)の人も逃げる癖があることがあります。

感受性が強く敏感な気質を持ち、生まれ持った性質で、5人に1人があると言われているようです。

空気を読み過ぎてしまうことがあり、過剰に考え過ぎてしまうことからトラブルになりそうなことや人混みなどから逃げたくてたまらない心理状況になってしまうのです。

生まれ持った性質であることから、自分自身がうまく向き合うことや周りの協力がないことにはどうにもならないこともあるようです。

逃げ癖がある人の特徴は、全体的に見ると自己防衛が強いことがあると言えますね。
不都合なことやストレスを感じることから逃げたくなるのは誰にでもありますが、特にそれを嫌うため日常的に逃げ腰な考えを持っていることがあります。
そういった考えや人格形成になった理由として、育った環境も大きな要因になっているのでこれから紹介してきます。

逃げ癖がある人の育ち

逃げ癖がある人の特徴から、なぜそんなように考えるようになったのかを深掘りしてみると育った環境が大きく影響すると言っても過言ではないでしょう。

様々な環境背景や関わった人の影響により、逃げたい・避けたいと考えてしまうようになったのです。

そんな人が育った環境についてこれから紹介します。

これらを見ることによって、逃げ癖がある人に対して見方や考え方が少し変わるかもしれませんし、誤解が解けるかもしれません。

過保護な両親

逃げる癖がついてしまったのも、過保護な両親によることもあります。

親が何でも先回りして解決させてしまったり、危険予測をし過ぎることで、本人が1からスタートして最後までやり切る努力や行動を奪われてしまったと言えるでしょう。

親が子供がかわいいのは当然ですし、できることなら苦労や危険を冒さずにいて欲しいと思うのは理解できますが、全てのことをやらせずにいると「親がやるのか当然」「今までやってこなかったからわからない」など様々な感情や考えが生まれて逃げ癖がついたり、無責任さのある行動ばかりする大人になってしまうということもあるのです。

親からのプレッシャーが強かった

甘やかされた人ばかりではなく、厳しくプレッシャーが強い両親によっても逃げ癖がついてしまったという人もいます。

厳しい親によって、失敗やミスに対してひどく怒られたり、責められることによって失敗をすることに恐怖心を感じてしまうようになるのです。

また、完璧を求められることもあり、先読みして絶対にできないことや無理だと思うことに対しては始めからやることを避けてしまうこともあるようです。

家庭内コミュニケーション不足

家庭内で会話が少ないことや一緒に過ごす時間が少ないことによって、人との関係性を構築することができなくなってしまうということもあります。

そういった背景から、人の気持ちが分からなかったり、自分の意見を素直に伝えることができずになってしまうのです。

コミュニケーション不足により人間関係を深めようとする気持ちが生まれないため、心開いて人付き合いすることができずに逃げてしまう、表面上の付き合いしかできないということもあるようです。

親も逃げ癖がある

周りにいる人は鏡となるため、親も逃げる癖があることによって「自分も逃げてもいいんだ」「誰かに任せればいいのか」と感じることもあるようです。

親自身も責任が圧し掛かることやプレッシャーに強くない場合、その様子を子供はよく見ています。

言い訳っぽい口癖や「○○さんにやってもらえて楽になった」なんて呑気な発言をしているとそれが悪いことだと感じなくなる人もいます。

もちろんそれを反面教師にするタイプもいますので必ずしも全員がというわけではありません。

経験値の低さ

家庭内でのコミュニケーション不足や人との関わり方が少ないことで、様々な経験をすることができなかった人もいます。

一緒に何かをすることがなかったり、新しいことに挑戦する機会がないことによって経験値が低く、何かに直面した時にいい考えが浮かばなかったり、問題解決の糸口を見つけることができなくなることもあります。

また、何かを始めたくても始める勇気が出ない、何から始めていいのか分からないという人も経験が少ないことから不安に駆られて逃げてしまうということもあるようです。

良い影響を及ぼす友人がいなかった

家庭内に限らず、影響が大きいのが友人関係と言っても過言ではないでしょう。

学生生活の中で、難しい課題やイベント行事は必ずあることでそれに対してチャレンジ精神や最後まで諦めない姿勢を見せる友人から少なからずも影響を受ける瞬間はあるでしょう。

そういった友人が周りにいなかったりすることや、いい友人関係を築くことができなかったことによって、何かと向き合うことから目を逸らしてしまうようになることもあるのです。

職場環境

社会人になってから逃げ癖がついてしまったという方も中にはいるかもしれません。

学生までは何でも向かって努力していたとしても、就職した職場環境が劣悪なものだったりすることで精神的に崩れるケースもあります。

怒鳴り散らす上司や過酷な労働環境などによって、大きなストレスを抱えてしまい恐怖心や自信喪失に繋がってしまったという人もいます。

そんな環境から逃げ出してまた新たな環境で1歩踏み出そうとしても怖くなってしまったり、過去の経験から責任の重い職務から逃げようとする人もいます。

そのため、なかなか評価を得られず、昇進などに紐づかずに厳しい環境を過ごしていることもあるでしょう。

転職を繰り返したり、長期的に仕事に就くことができずに思い悩んでいるという方もいるのも事実です。

いじめられた経験がある

過去にいじめられた経験があるという人は、いじめのトラウマから人と深く関わることから逃げてしまうということもあります。

いじめに大小はありません。

本人がどれほど苦しい思いや悲しい思いをしたのかは、本人にしかわかり得ることはできないでしょう。

いじめられた経験があるからこそ、逃げたくなる心理を持つのが理解できる方も中にはいるのではないでしょうか?

家庭内でのトラウマ

家庭内には様々な出来事があり、その内容によってはトラウマになってしまい人格に大きく影響することがあります。

例えば、親の不仲・離婚・暴力・虐待・ネグレクト・親と別居・借金などといった様々な問題の中で育ってくると、恐怖心や孤独感、喪失感などといった気持ちが強く生まれ、人との関係性や問題に直面すると逃げたくなってしまうのです。

なかなか人に相談することができないこともあるので、一人で抱え込んでしまうこともあります。

またこれらの問題は解決に至るまで長期的な時間を要したり、最悪の場合解決に至らなかったこともあるので深いトラウマを抱えてしまっているという人も少なくないのです。

逃げ癖がある人の育った環境は、家庭環境、友人関係だけでなく、学校や職場など様々な場面によって影響します。
面倒くさい、他人任せなど自己中心的な考えとなってしまった場合もあれば、向き合いたくてもどうしても逃げたくなってしまうというのも、本人が経験した苦しく辛い思いやトラウマなどが邪魔をしてしまっているのです。
あくまでこれらは一例であり、本人にしかわかり得ない育った環境が、逃げる癖をつけてしまったのでしょう。

逃げ癖によって起こること

逃げ癖がついてしまった人は逃げることによって、本人や周りの人に対してどんな影響をもたらすのでしょうか?

時に逃げることが本人にとってプラスになることもあるので、一概に「逃げる=悪いこと」とはならないこともあるのです。

プラスになる部分やマイナスになる部分についても解説していきます。

【プラスな一面】
まずはじめに、逃げてしまってもその時間に生まれる本人にとってプラスになることを紹介します。
しかし、これらは長い目で見ても解決策に至らないこともあるので、一時的なものと捉えておきましょう。

一時的なストレス回避

「逃げたい!」「避けたい!」と思う時に本人には、少なからずストレスが掛かっています。

逃げた時によって、その問題を直視しなくていい状況下になることによって一時的にストレスから解放されることがあります。

ただ、その時は何とか逃げ切れたとしても、またその問題を解決しなければいけないと巡ってくる場合もありますので、逃げ切れない状況になってしまうこともあるでしょう。

リスクからの回避

逃げることによって、危険性やリスクを感じることから回避できることもあるでしょう。

逃げ癖がある人は自己防衛力や安全性の確保を先読みすることもあるので、自分をうまく守ることに繋がることもできるでしょう。

周りをよく見ていて常にアンテナを張っているからこそ、嫌だと感じる人やトラブルが起きそうなことなどから早めに逃げて自分に関わらないように身を隠すことができます。

気持ちの整理

人から頼みごとをされるなどプレッシャーを感じることに対して、すぐに返答をせずに一旦持ち帰ることでしっかりと考えて気持ちの整理をつけることもできるでしょう。

決断力がなかったり、他にいい解決策や回避策がないか模索する時間にも使うことができるでしょう。

一度逃げたとしても、自分の気持ちに整理をつけて受け入れるにも断るにも大切な時間となるでしょう。

問題解決への時間確保

トラブルが起きてしまった時に逃げたくなる心理が働いて、目を背けてしまうのですが一人深く考えることによってどうすればいいのか時間を確保することができることもあります。

もちろん一時的な回避策でしかありませんが、すぐに決断できない、重要な判断を求められる時には一旦逃げることによって良い解決策をみつけることができることもあるのです。

【マイナスな一面】
次に、逃げてしまうことによってマイナスになる面がどちらかというと多いのが事実です。
何度も繰り返し逃げてしまうことによって、周りへの影響だけでなく、自分自身に返ってくることも多いのでこれらを考えても、何とか向き合えるようになれたらいいですね。

信頼を失いやすい

やはり途中で投げ出す姿勢に対して、周りは「責任感がなさすぎる」「ずるい!」などといったネガティブなイメージがついてしまうことでしょう。

何度となく逃げることによって信頼感をなくし、評価が下がってしまいます。

特に仕事の面では責任を求められることが多いので、「この人に任せると不安かも…」「途中で投げ出しそうだな…」なんて思われて誰からも声が掛からなくなることもあるでしょう。

いつまで経っても目標達成できない

逃げ癖があるからこそ、いつまで経っても目標達成することができず中途半端な結果ばかりを残してしまうことになるでしょう。

1つでも何か成し遂げることによって自信に繋がるものですが、逃げて自己防衛することばかりに焦点を置いているので自信がつくこともあまり感じられないでしょう。

そのため、目標設定も低くなるばかりで自分で自分の成長を止めてしまうことになりかねません。

チャンスが回ってこない

途中放棄をしたり、はじめから逃げることばかりしていることで、周りから信頼をなくすことでチャンスが回ってこなくなるようになります。

信頼回復をしようとしたとしても、チャンスが回ってこなければ何も始まらないですし、自ら動く努力もなければ誰も認めてくれないでしょう。

多くの機会損失をしてしまったのも、逃げてばかりいる自分なので、チャンスが欲しいと感じるのであれば自ら行動する必要があるでしょう。

人間関係への悪影響

信頼を失ってしまえばその後の人間関係にも悪影響を与え、学校・職場など様々なシーンで居づらい状況になってしまうこともあるでしょう。

また、人と関わりを持たないようにしていることによって「変な人だな」「え?何あの人、感じ悪い」なんてマイナスなイメージを持たれてしまうこともあるでしょう。

逃げることばかりしていると、関わる人との関係性が悪くなり、孤立してしまうこともあるかもしれません。

自己肯定感を下げる

逃げ癖により、人との関係性の悪化や達成感の感じられない虚無感に襲われ自己肯定感をどんどん下げてしまうこともあります。

言い訳や人任せばかりにすることで直面していることから目を背けられたとしても、結局何もしなかった自分と向き合うしかなく後悔や自信喪失など気持ちが沈みやすくなり、さらに負のループを繰り返しやすくなってしまうこともあるでしょう。

ストレスを抱える

逃げ癖があることによって人からの信頼を失い、時に心無い言葉を浴びせられることもあるでしょう。

また、自信喪失となったり、頑張りたくてもできないフラストレーションが溜まることでストレスを抱えてしまうことに繋がるでしょう。

逃げたくなる心理には、それぞれの育ちの原因によるものや周りの人との関係性、物事の重要度など様々なことから起こるため、一人深く思い悩んでしまうことがあるでしょう。

逃げることによって、本人にとってプラスと捉えられることもありますが、ほとんどはマイナスになりやすいことがあるでしょう。
周りとの関係がこじれやすくなるため、なるべく自分ができること、人と協力しながらであればできることを見つけて少しずつ踏み出してみることで変わる可能性は大いにあるでしょう。

逃げ癖は克服できる?

逃げることによってプラスになることもあれば、多くはマイナスなことばかりであったため、できることなら信頼回復・自信をつけたいと思うこともあるでしょう。

逃げることが癖になってしまっていて「今さら人は変われるのか?」「克服するにはどうしたらいいのか?」と感じるのであれば、まず逃げずに立ち止まってできそうなことから1歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

自分を見つめ直す

まずは、「なぜ自分は逃げることが癖になってしまったのか?」と自問自答してみましょう。

逃げ癖がついた原因やきっかけは必ずしも1つはあるはずです。

家庭環境、関わってきた人、トラウマになるような出来事など一度過去を振り返り、自分がどういう思いから逃げるようになったのか見つめ直してみましょう。

自分のことが分かればその癖を直す方法を見つけ出すこともできるでしょう。

また、逃げることによって自分に降りかかるマイナスなことを想定することができるため、その悪いことから逃げるためにプラスになることを考えるようにするといいでしょう。

家族との関係性を修復する

もし可能であれば、逃げ癖の要因となった家庭環境や両親との関係性との修復に向き合うことも必要かもしれません。

もし、向き合うことが難しかったとしても自分が育った環境について見つめ直すことでも違いが出るかもしれません。

両親の思いや自分の気持ちを伝えることで、当時生まれた感情や考え方を大人になった今だからこそ話し合うこともできるかもしれません。

また、親の気持ちを知ることによって当時理解できなかったことも少しは納得することができるかもしれません。

これから自分が家庭を持つ、育児中であれば両者の思いをバランスよく持つことで、子供が逃げる癖がつかないような人格に成長するサポートができるかもしれません。

周りから協力を得る

逃げたいという心理が働いたとしても、逃げてばかりでは周りからの評価に加え、自分自身の成長を止めてしまうことになります。

そうならない為には、周りにいる頼りになる人に協力を求め一緒に取り組んでみることから始めてみるといいでしょう。

もちろん、相手にばかり負担にならないように自分ができることは率先的にやりましょう。

どうしても苦手なことやわからないことは相手の力を借りて、一緒に成し遂げてみましょう。

1つでも最後までやることによって達成感が得られますし、周りとコミュニケーションを図りながら取り組むことで人間関係も深まることに繋がります。

こういったことを繰り返し行うことで、いつの間にか1人でも逃げずに頑張ってみようという意欲が働くことに繋がるでしょう。

誰かに相談してみる

どうしても怖くて逃げてしまう、頭ではわかっているけどどうしていいかわからないと思うのであればその素直な気持ちを誰かに打ち明けたり、相談してみるのもいいでしょう。

周りはあなたがなぜ逃げ癖があるのか理解することができず、勝手な判断やイメージを持っていることもあります。

育った環境やトラウマなどによって逃げ癖が根付いてしまったことが理解されることで、精神的なサポートや日常で起こることを一緒に手伝ってくれたりしてくれるでしょう。

1人でも深くあなたを理解している人がいるだけでも心強いですし、思い悩むことも今までよりも軽くなるかもしれません。

小さなことから始めてみる

少しでも自分が変わりたいと思うことがあれば、どんな小さなことでも構いませんので自ら取り組んでみるといいでしょう。

いきなり大きなことと向き合えば、きっと途中で投げ出してしまいたくなることもあるでしょう。

自分が好きなことや得意なこと、趣味に近いものでもいいので、どんなに時間がかかったとしても最後までやり切ってみましょう。

やり切ることで自信がつきますし、そういった様子を見た周りの人からも「なんか変わったね!」とプラスのイメージを持たれるかもしれません。

そこから何かチャンスがやってくるかもしれないので、是非何か1つ始めてみましょう。

カウンセリングを受ける

挑戦する気持ちにどうしてもならない、人に協力を求めるのも怖いとなればその内なる思いを第三者に相談するのも大きな変化をもたらすかもしれません。

育った環境の中で深く傷ついた思いやトラウマが邪魔をしているのであれば、カウンセリングを受けることによってあなたが抱えているもの以外のことまで知ることができるかもしれません。

専門的知識があるカウンセラーだからこそあなたに真剣に寄り添ってくれ、新しい道を切り開いてくれる道しるべを引いてくれるかもしれません。

1人で思い悩まずに、気軽に相談してみるのも大切な第一歩になるのです。

逃げ癖を克服するには、あなたのちょっとした勇気1つだけで大きく変わることができるでしょう。
今のまま逃げ続けるだけでは、何も変わらず、むしろ悪い方向に向かってしまうかもしれません。
これから自分がどうなりたいのか、何から始めることができるのか、あなたのペースで構いませんのでまず一歩踏み出してみませんか?

逃げ癖がある人との接し方とは?

逃げ癖がある人が周りにいるという場合、「どう接したらいいのかわからない」「ちょっと信用がない」と感じたことがあれば、これまで解説した育ちや特徴を踏まえた上で接し方をどうするべきなのかヒントを紹介します。

もちろん相手によっては逆効果になる場合もありますので、焦らずゆっくり相手と向き合ってみてはいかがでしょうか?

相手を少しずつ理解することによってこれまであなたが感じていた思いやイメージが変わるかもしれません。

じっくり話を聞く

まずは逃げ癖がある人と、じっくり話をすることから始めてみましょう。

「なぜ逃げるのか」「途中放棄するのか」という内容よりも、相手自信を知ることから始めてみなければ気持ちや考え方を理解することはできません。

ちょっとした会話内容から始めてお互いの話を少しずつ深くすることによって、内に秘めた言葉を発することがあるかもしれません。

相手のことが今よりももっとわかれば、逃げてしまう気持ちやこれまでの行動特徴も納得するかもしれません。

また、仲良くなることによってあなたを頼ってくれるようになるかもしれません。

責めるような発言を控える

何かを頼んでもやろうとしない姿勢や最後までやり切らずに人任せにして逃げ腰になる様子を見たとしても、「なんでやらないの?」「文句や言い訳が多い!」「無責任すぎる!」というような責め立てる強い発言はすぐに発しないようにしましょう。

相手なりの考えや気持ちをまず知らなければ、一方的な感情をぶつけてしまい関係性も悪化してしまうことや相手の悪い部分にしか見えなくなりがちです。

「やりたくない理由があるのかな?」「1人で出来なさそうなら一緒にやってみない?」「できなくても大丈夫だから心配しないでね!」と相手に寄り添った言葉や前向きになるようなポジティブな言葉を掛けてあげることで、これまでと違った発言や行動を見せてくれるようになるかもしれません。

「ありがとう」「ごめんね」を伝える

逃げ癖がある人に対して、日頃から「ありがとう」「ごめんね」という言葉を意識的に使ってみてください。

もちろん感謝や謝罪は誰にでもするべきなのですが、逃げ癖がある人に対して何か些細なことをしてもらっても当たり前であるという態度ではなく「助かったよ!ありがとう!」と伝えることで相手が喜んで自分を認めてもらったという気持ちが芽生えてさらに何かを自らしてくれるようになるかもしれません。

また、「いろいろお願いしちゃってごめんね。でもすごく頼りになるんだ!」と頼みごとをしていることに対して申し訳ない気持ちがありつつも相手に対してプラスになる言葉を添えるだけでも前向きに向き合ってくれるかもしれません。

どんな小さなことでも言葉にするだけで、周りからの評価があること、大切な存在であることを理解してもらうだけでも何か違いが出てくるはずです。

日頃から様子をしっかり観察しておく

逃げ癖がある人の深い部分を知ることは正直難しいタイプもいます。

そのため、日頃からどんなことが得意で、何から逃げたくなるのかというのを観察しておくのも良いでしょう。

何かしらトラウマを抱えている場合もありますので、得意なことや好きなこと・苦手で嫌いなことの判別ができるようになれば相手に対して負担になり過ぎないことを頼むことができますし、引き受けてくれることもあるでしょう。

1人でやりたくないというタイプであると分かれば「一緒に」という言葉を強調して、協力し合って取り組むようにする流れを作るのもいいですね!

サポートに回る

何とか引き受けてくれたとしても途中で投げ出さないか、人に任せようとしないか心配であれば、常にサポートに回るか時々声を掛けて進行状況を把握してみるのもいいでしょう。

その中で相手が嫌だと感じることや逃げたくなる要因が分かれば、そこはしっかり手伝う姿勢を向けて最後まで逃げ出さずにいられる空間を作ってあげるのもいいでしょう。

また1人ではないという心強さもあり、本人にとってもあなたのサポートがあれば頑張れる気持ちがキープされるかもしれません。

一人で出来そうなものから任せてみる

逃げ癖がある人でも1つくらい得意なことはあるはずです。

任せられそうなことや簡単なことなどを頼んでみることから始めてみるのもいいでしょう。

または、「この中ならどれができそう?」と相手に選択権を与えるのも効果的です。

お願いしたものをやってくれた時には必ずお礼も伝えることも大切ですし、万が一途中で投げ出してしまったとしても「ここまでやってくれたんだね!ありがとう!」と取り組んでくれたことに対してポジティブな言葉を掛けてあげましょう。

やり遂げたことに対してあなたが笑顔で接してくれるだけで、安堵しますし、達成感を感じてくれ少しずつ難しいことにも挑戦する前向きな考えを持ってくるかもしれません。

逃げ癖がある人は、いきなり多くのことや難しいことを託されたりするのを避けますし、コミュニティが大きければ参加したがらないなど様々なタイプがあります。
まずは相手を理解すること、少しずつできそうなことから始めてみることなど相手の気持ちやペースを尊重してあげてみて下さい。
何か1つでも変わるきっかけができれば、今後の発言や行動にも違いが出てくるかもしれません。
あなたもやりたくないことがあれば、腰が重くなるのはきっと理解できますよね?
少しずつ立ち上がってもらえるようなサポートをしてあげてみて下さいね。

まとめ

人と関わることから逃げる、学校行事で注目を浴びることから避ける、グチグチ文句ばっかり言うだけで何もしてくれない、仕事で頼んでいた業務をいつの間にか人任せにしていたなど、日常的に何かから逃げる癖が強い人の育ってきた環境や特徴などを解説しましたが、周りにいる人に該当することがありましたか?

または、自分自身が当てはまっていましたか?

誰しも面倒くさいこと、苦手なことからは避けたくなることはあるでしょう。

しかしあまりにも逃げ癖が強い人は、表面的な部分だけでなく、過去の経験やトラウマなどを抱えている場合もあるのです。

そんな相手をまず知り、どう接していくかで、あなたが相手を変えるきっかけを作り出すことができるかもしれません。

この記事によって何か発見があり、相手や自分が変わるヒントが1つでも見つかったと感じて頂ければ嬉しいです!

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