人間関係の中でトラブルはつきもので、そのトラブルをいつまで経っても恨み続ける人っていますよね?
何年も前の話だったとしても、ずっと根に持つ人の心理とは一体何でしょうか?
今回はいつまでも恨み続ける人の心理や特徴から、どうしたら許してもらえるのか対処法も解説しています。
もし、相手に対してどう接していいのか分からないという方は是非参考にしてみて下さい。
いつまでも恨み続ける人の心理とは?
さっそく、いつまでも恨み続ける人の心理について解説していきます。
トラブルの内容、相手に対して思うことがある、本人の問題など様々あるようなので、奥底に抱えている思いを覗いてみましょう。
誰かのせいにしている
トラブルの原因を相手やその場の状況のせいにして、自分は悪くないんだと思っていることがあります。
誰かのせいにすることで自分を肯定的にさせたり、周りに正当化させるような発言をして自分を守っていることがあります。
「自分は正しいし、むしろ被害者だ」「周りから良く思われたい」といった気持ちが強く、トラブルの原因は全て相手のせいだとすり替えていることがあるのです。
損をしていると感じている
いつまでも恨み続けるのも自分が損したと感じていることもあります。
例えば、「誰かが成功した時にそのサポートをしたのは自分なのに評価されなかった…」「この前のお会計自分が多く払ったのに…」など自分の努力や行動が報われず、周りがいい思いをしたことに対してなんで自分が嫌な思いをしなければいけないのかと感じていることがあります。
本当なら自分が評価されるべきだった、公平にするべきだという気持ちが損をした気分にさせてしまっているのです。
見返りを求めている
いつまでも根に持っているのは、見返りを求めていることもあります。
「自分がしたことに対して何かしてくれるべきではないか?」「いいプレゼントをあげたんだから普通、同等かそれよりいいものをくれないの?」など自分が良い気分になれるものを求めていることがあるのです。
損していると感じている人と同様に、自分が少しでも得になるようなことやいい気分になれるものがないことでいつまで経っても記憶し、何もない場合はさらに深く根に持ち恨み続けることがあるのです。
嫉妬している
いつまでも恨み続けるのも相手に対して嫉妬しているという心理が働いていることもあります。
「好きだった人がいつの間にか友達と付き合っていた」「自分は努力しているのになんであの人はすんなりできるの?」など相手に対して羨ましい気持ちや嫉妬心が湧き、ずっとその思いが続いていることがあります。
嫉妬心は根深く、相手よりも自分が上であること、幸せであることでなければ解消することができないからこそずっと相手を妬み、恨み続けてしまうのでしょう。
相手を嫌っている
トラブルの原因となった相手を嫌っているからこそ、いつまでも恨み続けていることもあります。
性格の不一致や相手からされたことのストレスなどにより嫌うことや、生理的に受け付けられないなど嫌いになる理由も様々な過程があったかと思います。
嫌いという気持ちが強いからこそ執着心があり、いつまでも相手を許せないという気持ちが続いてしまうことがあるようです。
自己嫌悪に陥っている
相手に責任を求めたり、責めているのではなく自己嫌悪に陥っているタイプもいます。
「なんであの時こうしなかったのか…」「なんで私はいつもこんな思いをするばかりなんだろう…」と自分に対して自己嫌悪になり落ち込むことが長くなるからこそ根に持ってしまうなんてこともあるのです。
恨むというよりも後悔や悲しみなどのネガティブな気持ちが強く、その気持ちをうまく発散させることができないからこそフラストレーションが溜まってしまっていることもあるようです。
自己主張できない
自己主張できないからこそいつまでも根に持ち続けてしまうこともあるようです。
「本当はこうして欲しかった」「素直に言いたいけどこれ以上関係が悪くなったら嫌だ」など自分の本当の思いを相手にぶつけることができず、いつまでもその思いを自分の中に閉じ込めているのです。
素直に自分の気持ちを伝えられない、人からの評価を恐れているからこそ自分が我慢すればいいと思っていることもあるのでしょう。
トラウマ
過去に人間関係においてトラブルが起き、そのトラウマを抱えていることによりいつまでも恨み続けている人もいます。
過去に起きた問題が結局何も解決していないことによってモヤモヤした思いがずっと残り続けていることや、トラブルを解決できなかったことに対して人間不信に近い感覚を持っているからこそ根深い思いがあるのです。
大きなショックや深い傷がトラウマとなり、本人にとって忘れることができない一大事だったからこそいつまで経っても忘れることができないのです。
恨み、妬み、根に持つということは少し感覚が違うこともありますが、どれも深い思いがその人の心に住み着いていつまでもその気持ちから離れられずにいることがあるのでしょう。
頭では分かっていたとしても、素直に自分の気持ちが許すことができず、忘れたとしてもまた思い出してしまったりすることもあるようです。
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いつまでも恨み続けやすい人の特徴
恨み続ける人、根に持ちやすい人とはどんな人が挙げられるでしょうか?
様々なタイプの人がいますが、共通した特徴があると言えるようです。
周りにいる人でこんなタイプが当てはまる場合は、少し発言や行動を気を付ける必要があるかもしれません。
ネガティブ思考な人
人のことを恨んだり、妬む気持ちが生まれるのはネガティブな思考を持つ人が大半でしょう。
「でも…だって」「あのせいで…」などどいったネガティブな発言が多かったり、愚痴や不満をこぼしやすい傾向があります。
誰にだってネガティブな発言はあるかと思いますが、少し異常だと感じるほどかもしれません。
基本的になんでもマイナスに捉え過ぎるので、被害妄想や自己肯定感が低いことからすべてがうまくいくという考えが働かなくなってしまうことがあるのです。
嫉妬心が強い
人のことを羨んだり、比較することが多い人は嫉妬心が強く相手に対して深い思いを抱きやすいのです。
人となんでも比べがちでどちらが上か下かという所にこだわり過ぎていたり、相手の幸せを素直に喜べないということが多く、自分が劣っていると感じると相手に対して妬む気持ちが湧き出て相手が悪い方向に行ってくれないかなんて願ったりしてしまうこともあるのです。
嫉妬心は根深く一度相手に対して不快感を示すとなかなかその気持ちが晴れないため、長くその思いが引き続いていってしまうことがあるのです。
記憶力が良い
いつまでも恨み続けるのも、記憶力が良いということもあるでしょう。
こと細かく覚えていて「あの時○○した」「○○って言った」と自分が嫌だと感じたことはさらに鮮明に覚えているのです。
だからこそその記憶が消えずいつまでも恨み続けるのでしょう。
過去の話をよく覚えているなぁと感じる人は周りに一人くらいはいるかと思います。
そういった方に不快な発言や態度をしたら、かなり危険かもしれませんね。
損得勘定する
自分にとって損得勘定をする人も注意が必要でしょう。
自ら損を望む人は相違ないかと思いますが、損得勘定意識が強い人はさらに自分が得にならないと気が済まないのです。
損得だけでなく、勝ち負けにもこだわり、自分が得をするまで・勝つまでは納得できずその日までひたすらその思いを持ち続けることがあります。
異常なほどお得が好きな人、負けず嫌いな人などはその傾向が強いことがあります。
承認欲求が強い
承認欲求が強い人も根に持ちやすいところがあります。
自分を認めて欲しい、注目を集めたいという気持ちが強く、自分よりも誰かが目立っていることで不快感や嫉妬心が湧きやすいのです。
自分が注目を集めれば機嫌がよく過ごしていますが、他の人ばかりが話題になることは面白くなくずっと不機嫌になるだけでなく相手に対して愚痴や不満、悪口など攻撃性が出ることもあるのです。
心に余裕がない
イライラしていたり、ネガティブな気持ちになったりと心に余裕がないことも原因としてあります。
心に余裕がないことで視野が狭くなり、物事の捉え方がマイナスになりがちになるのです。
相手は深い意味なく言葉や態度を示していても、何かと疑い深く捉えたり、ネガティブは発想ばかりしてしまうのです。
勝手な思い込みから相手に対して妬み嫉みの気持ちが膨らんで暴走してしまっているなんてこともあるのです。
感情的になりやすい
感情のコントロールができない人も、いつまでも根に持ちやすいことがあります。
後先考えずにその場の気持ちだけを優先させ、感情を周りに当たり散らすことがあるでしょう。
冷静な判断や周りのことまで考える余裕がなく何でも感情論でぶつかるため、自分の気持ちだけにフォーカスして本質や原因を見過ごしていることもあります。
身勝手に自分の気持ちを優先させその思いをネチネチと引きずることもあるのです。
責任感が強い
責任感が強い人や完璧主義のような人も、過去の失敗やトラブルに対して思いを残す人が多いです。
「あの時○○していれば…」「なんでこうしなかったのか…」などできなかったことに対して悔しさや不甲斐なさを感じやすく過去の出来事だと気持ちを切り返すことができないことがあるようです。
責任感が強いからこそ気持ちを引きずりやすく、人との嫌な出来事などは思いを残しやすいのでしょう。
プライドが高い
プライドの高い人はプライドを傷つけた相手に対して根に持ちやすいことがあるでしょう。
普段から人を見下しがちでマウントを取ったりすることもあり、周りから嫌な発言や態度をされると相手に対して恨みを持ちやすくいつまでもその思いを持ち続けやすいのです。
普段から周りに対して上から目線の発言をしている人やマウントを取るような相手に対しての発言や態度には少し注意が必要なこともあります。
気持ちを素直に言わない
普段から自分の気持ちや意見をしない人も実は奥底で思いを抱えていることがあります。
周りに気を遣い過ぎていたり、嫌だと言えないことで周りの思い通りになるような優しいタイプはその気持ちを自分の中に閉じ込めたままでいることが多いです。
思っていることを言えなかったり、言わない人は我慢していることが多く実は不満が溜まっていることがあります。
本音が見えないからこそ何を思っているか分からないことや、我慢が限界を達した時には取り返しがつかないことになるかもしれません。
いつまでも恨みやすい人は粘着質で、ネガティブな思考を持つことが強くいつまでもズルズルとその思いを引きずりやすいのです。
また、自己主張をしない控えめなタイプもどんな思いを抱えているのか分かりづらく、本音が見えないからこそ少し怖いところもあるでしょう。
様々な特徴が見られますが、負のオーラが強いことも共通した特徴として挙げられるでしょう。
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いつまでも恨み続ける人への対処法
いつまでも過去のことを根に持ち、自分に対して恨みや妬みなど思われ続けるのも困りものですよね?
お互いの関係性だけでなく、周りにも迷惑などの影響を与えてしまうのもなんとか防ぎたいと思うのであればこのような対処をしてみるのも良いかもしれません。
また、今は何も悪い関係性でなくても今後のことを考えて相手の特徴を捉えた発言や行動を心掛けておくことも大切です。
素直に謝る
もし、相手が根に持つ原因やトラブルが明確であれば素直に謝罪することが大切です。
訳も分からず謝ったところで火に油を注ぐことになりますので、「あの時、○○って言ってしまって嫌な思いをさせてしまって本当に申し訳なかった」「前に○○してくれたのに、何もしないままでごめんなさい。これよかったら受け取って?」など明確な理由と相手に嫌な思いをさせていることを伝え、必要だと感じれば謝罪の品や相手に渡すべきものを添えることも大切でしょう。
ただ闇雲に「ごめんね」と言ったとしても「何に対して謝っているのか」「本当に悪いと感じているのか」と感じられてしまうとより一層関係を悪くさせます。
心から謝す姿勢が感じ取れることで相手も、これまでずっと抱えていた思いが和らいだり、以前と同じように接してくれるかもしれません。
承認欲求を満たす
いつまでもネチネチと不満な気持ちを抱えている人は、自分に対して満足感がなかったり、嫉妬などの気持ちを持っていることがあります。
承認欲求を満たしてあげたり、自己肯定感を高めてあげるために相手のいい所を褒めたり、頼ることで相手も満足することがあります。
普段から親しみと敬意を持った接し方をすることによって、あなたに対して何か嫌な思いをはせることも少なくなるでしょう。
相談に乗る
ネガティブな発言が多い場合、何か本人の中で悩みを抱えている場合があります。
そんな時はそっと話を聞いてあげましょう。
「なんか元気ない?」「最近嫌なことあった?」と相談に乗ってあげることで相手が抱えている本音を知ることができるでしょう。
あなたが親身になって話を聞いてくれたり、いい解決方法を導き出してあげることで相手も気持ちがすっきりすることもあるでしょう。
誰かが味方になってくれたり、頼れる存在がいることによって、考え方が穏やかになったり物事の考え方がプラスになりやすくなるものです。
深く関わらない
妬みや恨みなどを持ち続ける人は、感情的だったり、負のオーラを纏っていて何かと嫌な思いをすることもあるでしょう。
あまり深く関わり過ぎることによって、自分も同じような感情を抱きやすくなります。
一緒にいて楽しい、明るくなれるような人といる方がよっぽど自分にとっていいエネルギーをもらえます。
深く関わって不用意な発言や態度をすることで相手から恨まれたり、嫉妬されることにならないように少し距離を保ちながらいるといいでしょう。
単純に謝罪を求めているだけならともかく、そもそもの問題点に加えて自分自身の感情を上乗せしているからこそいつまでも人を恨み続けていることもあります。
対処法をいくつか挙げましたが、簡単に済まない場合もあるため長期的な解決策が必要となる場合もあります。
ただ、相手に常に気を遣い自分自身の精神面が壊れてしまわないように自分も労わることも大切だと思います。
どんなに謝ったり、改善しようと向き合っても相手が何も変わらないのであれば、距離を置くことや気にしないというのも一つの手段でしょう。
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まとめ
いつまでも人を恨み続ける人の特徴や心理を覗くと、自己中心的な考えや相手に対してネガティブな感情が取り巻き、その思いがいつまで経っても本人の中で消化することができずにいるのです。
根深い感情となるので簡単に解決することができなくても、本音で向き合ったり、相手に恨まれるような言動をしなければ悪い関係にはなりにくいでしょう。
簡単に考えれば自分が嫌なことをされたらどう感じるかと思えば、相手にそんな思いをさせなければいいのです。
いい関係を築きたいのであれば相手を敬う気持ちを忘れなければいいですね!