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親に会いたくない心理と原因とは?9つの対処法と改善策を要チェック!

あなたと親との関係性は良好ですか?それとも会いたいくないと思うことはありますか?

実の親子関係であっても、各家庭において様々な問題があるのも事実です。

この記事では、親に会いたくないと思う人の心理やその原因となった理由について紹介しています。

複雑な心理やその背景に至ったエピソード、今後親との関係性をどうしたらいいか悩む方へのヒントになれば幸いです。

目次

親に会いたくない人のエピソード

はじめに親に会いたくないと思う人のエピソードをいくつか紹介したいと思います。

家庭内の問題はなかなか人に話しにくいことがあったり、一人思い悩んでいる方もいるのです。

もしかしたらこれらのエピソードに共感できる人がいるのではないでしょうか?

「干渉的過ぎる親」
口うるさい親で、何かと文句ばかり言われてよくケンカしていました。
自分のことばかりだけでなく、友達関係についても口出しをするのでストレスが溜まっていました。
何かと干渉することに窮屈さを感じて、就職を機に一人暮らしを始めて親と離れて過ごすようになりましたが、それでもしょっちゅう連絡があり正直ウザい。
親が子供のことを気にかけるのは当然なのかもしれませんが、いつまでも子供扱いされて実家に帰るのが本当に嫌で、用がない限り帰ることはありません。

「モラハラに耐えれなかった」
父親からのモラハラが絶えられない毎日を送っていました。
いつも否定的でバカにされ、よく子供にそんな酷いことを言えるなとずっと我慢してしました。
どんなに成績を上げても「そんなこと当然だろ」と褒めてくれることもなく苛立ちと寂しさがずっと溜まっていました。
結婚をしてからも嫁や子供に対しても変わらぬ態度や言葉を放つので、正月くらいしか顔を出しません。

「暴力を振るう父親」
機嫌が悪くなるとすぐに暴力を振るう父親でした。
恐怖心からなるべく機嫌を悪くしないように常に気を遣う状況で、家でリラックスできるなんて感覚は一度もありませんでした。
緊張感のある家に耐えられず、お金を貯めて一人暮らしを始めました。
「たまには帰ってきなさい」と連絡が来ますが、怖くて会いたくない気持ちがあり「ちょっと忙しくて…」と何かと理由をつけて帰ることを避けています。

「離婚が原因で会いたくなくなった」
父親が浮気をして、離婚することになり母親と一緒に住んでいます。
まだ中学生だったので親の離婚は正直ショックだったし、離婚後母親が苦労していた姿を見ているからこそ父親に対して「親」という感覚を持てません。
たまに父親から「久しぶりに会わないか?大学入学のお祝いもしたい」なんて言われますが、どんな顔して会っていいのか分からないし、今さら親面されても…とイラっとします。

「お金のトラブル」
家は借金があり生活が苦しかったことがあります。
いろいろ我慢をすることが多く、友達が家族旅行や何か買ってもらったことを聞くと羨ましかったです。
収入が少ないのに、ギャンブルしたりする親で正直尊敬する気持ちになれませんでした。
こんな生活から抜け出したいと思って、必死に勉強して就職して今は安定した生活を送っています。
そんな自分に対して「お金送ってくれないか?」と言われてはじめは仕送りをしていましたが、どんどん金額が増える一方だし、帰省するとお金の話ばかりになるので、ここ最近は帰らないし、連絡も無視しています。

親に会いたくないという様々なエピソードがあり、恐らくもっと複雑な事情を抱えている方もいるでしょう。
親との関係性は一時的に悪くなることもあれば、長期的になる場合もあります。
これから具体的に親と会いたくなくなった原因や心理についても深掘りしていきたいと思います。

親に会いたくない原因&心理

エピソードの他にも親に会いたくない原因や心理について具体的に深掘りしてみました。

親に会いたくないとなってしまったのにも、親との関係性や家庭環境への積み重なる思いがそうさせてしまったのでしょう。

現状の親との関係などを振り返りながら見てみると、自分がなぜ親に会いたくないのか明確な理由や今後どうするべきかを考えられるのではないでしょうか?

性格・価値観の不一致

親子だとしても性格や価値観が合わないのも当然でしょう。

親が子供に対して一方的に意見したりすることに対して違いや違和感を感じるのです。

進学や就職について・交友関係・日常生活の過ごし方など様々なことに対して親と考えが違うことにストレスを感じます。

親の意見と違うことをしようとすると、否定される・怒られるなんてことが続くことがあれば自分の気持ちを抑え込まなければいけない状況になったり、言い争いが絶えない日々に苛立ちを感じて過ごしてきたのでしょう。

こういったことが積み重なることで親と関わりたくない、会いたくないと思ってしまっているのでしょう。

過干渉・過保護

親が子供のことを心配したり、手をかけたくなるのは当然と言っても過言ではありません。

ただ、あまりにも執拗に干渉したり、過保護になり過ぎると子供にとってはそれが窮屈で仕方なくなるのです。

行動の制限によって自由がない、親の敷いたレールを歩かなければいけないなどプレッシャーなどを感じるのです。

親の干渉によって何でもコントロールされてしまうこと、自分を信用されてないという不甲斐なさから、うざったい・生きづらいなど様々な心理が湧きたつのです。

だからこそその縛りから解き放たれたいと強く感じることで、離れて過ごしたいと思うようになるのです。

愛情を感じなかった

親からの愛情を感じなかったという経験がある方もいます。

他の兄弟姉妹ばかり構われていた、仕事が忙しく会話が極端になかったなど親と過ごす時間の中で自分に対する愛情を感じなかったからこそ「どう接していいのか分からない」「寂しい思いばかりをしていて親と感じられない」など様々な心理に行きつくのでしょう。

親からの愛情を求めても何も返ってこなければ、友人や恋人などに向けることもあり周りにいる人といる方が心地が良く感じることもあるのでしょう。

家にいても孤独感があって自分の居場所すらないとなれば、「帰りたい場所」にならなくなってしまったのかもしれませんね。

経済的理由

家庭での経済的な理由から帰りたくないと感じる人もいます。

エピソードでも紹介したように、借金などにより生活環境が貧しく好きなことをさせてもらえなかった・我慢することが多かったことで嫌な思いをしてきた経験がある方もいます。

貧しさにより生活だけでなく、気持ちにも余裕がなくなり、ケンカになることもあるでしょう。

周りの人との家庭環境の違いを羨んだり、なぜこんな生活にならなければいけないのかと親を恨んだり様々な心理になるのです。

お金によって家族との関係性が悪化する事もあり、借金を肩代わりする、経済的支援をしなければいけなくなることで関係を断ち切りたいと思う人もいるのです。

親の離婚

親の離婚によって家族全体の関係性も壊れてしまうこともあります。

離婚原因は様々ですが、父親・母親どちらかに対して嫌な思いをすること、離婚後の生活での苦しさや寂しさなどを感じることになるのでしょう。

周りの人と比べてしまったりして羨んだり、落ち込むことも何度なくあったのかもしれません。

そんな環境に対して親と会いたくないと思う人もいるのです。

ネグレクト・暴力でのトラウマ

親によるネグレクトや暴力で深い傷を負い、会いたくないと思うのも当然でしょう。

愛情を向けてもらえなかった深い寂しさ、暴力による身体的・精神的なトラウマが残り、親に対しての恐怖心が強く残っているのです。

今も一緒に過ごしている中で「早く出ていきたい」と強く思っている人もいれば、離れて過ごすようになってやっと少し安心して暮らせるようになったという人もいます。

親のことを考えるだけで強い不安や恐怖を感じ、少しでも一緒にいる空間から逃げたい、関わりたくないと思うのです。

パートナー・子供に対する態度

結婚してから関係が悪くなった方、さらに親の態度が酷くなったという人もいます。

パートナーや自分の子供に対する発言や態度に本人だけでなく自分自身もストレスを感じ、もうみんなで会うのをやめようと感じるのです。

パートナーに対する愚痴や意地悪な態度、子供の教育への口出しや愛情を向けないなど自分が大切にしている家族にさえも自分と同じようにされたり、家族として接してくれない態度に苛立ちを感じるのです。

そんな態度に対してもちろんパートナーも子供も、義理両親・祖父母に対していい気分をするわけもなく関係が悪くなるなんてこともよくある話です。

親と会いたくない心理になったのも、これらのような原因によって気持ちが固まってしまったのでしょう。
親と過ごす時間は、長期的で様々な問題により親子関係も形成されていきます。
また、これらの問題により人間関係にも影響する事があり、友人関係や恋愛などにも関わることがあります。
家庭内の問題は、家族で解決できなければ悪化する一方で、解決に至らなければ関わりたくないという心理になってしまうのも仕方がないのかもしれませんね。

親に会いたくない時の対処法・改善策は?

親と会いたくないと思っても結局関わりを持たなければいけない、お盆や正月には顔を出さなければいけないとプレッシャーに感じている人も多いはずですし、そんな中でも関係性を良くしたいと思う方もいるでしょう。

複雑になってしまった親子関係に対処法や改善策を見つけられるか?

もし、これらのことができそうであれば一度問題に向き合ってみてはどうでしょうか?

自分の気持ちと向き合ってみる

まず、そもそもなぜ自分が親に会いたくないのか一度自分の気持ちと向き合って、整理してみましょう。

親に対して反抗心が芽生えたり、なんとなくウザったいという感覚だけの人もいます。

ただそれだけであれば、もっと自分の精神力を大人にするべきかもしれません。

確実な問題点があれば、過去のことを今どう感じるのか見つめ直してみると考え方や捉え方に変化が出るかもしれません。

それを踏まえて親と向き合えるのか、それともこの先もずっと許せないものなのか一度自分の気持ちに正直になってみてください。

親と話し合う

冷静に自分の中で問題と向き合うことができたら、親と話し合う機会を設けてもいいでしょう。

子供の時に辛く嫌な思いをしたことを伝え、もっと寄り添える関係になれるか話し合ってみることで両者の間にできた溝を埋めることができるかもしれません。

親も過去のことを後悔していたり、謝罪したい思いを抱えているかもしれませんし、距離感を感じていることでどうしていいか分からないと感じていることもあるかもしれません。

また、今なお続く問題があるのであればその解決法が見いだせないかしっかり向き合うことで少しずつ良い方向に向かっていけるきっかけになることもあるでしょう。

親子の問題であるからこそ両者が話し合えなければ、何も解決できないかもしれないので少し勇気がいることかもしれませんが解決策の一番の近道になることになるかもしれません。

感謝の気持ちを伝える

親に会いたくない思いがあったとしても、過去の思い出の中にはきっといいこともありませんでしたか?

ネガティブなことばかりを考えるのではなく、考え方を少し前向きにし、これまで親が自分に対してしてくれていたことに対して感謝の気持ちを伝えることもお互いの溝を埋めてくれるきっかけになります。

社会人・家庭を持つ・子供を授かるなど自分が成長していく中で、親が自分に対してしてきてくれたことを一度振り返るとありがたみを感じる瞬間はきっとあるはずです。

嫌な思い出ばかりを考えるのではなく、親との関係を良好にさせたいと感じるのであれば感謝の思いを伝えることで親もあなたに対しての言葉や態度が良い方向に向かうかもしれません。

一人暮らし・別居する

今現状親との関係が最悪な状況で、苦痛でストレスが溜まる、心身ともに危険性を感じることがあるのであれば一度離れて暮らすことも考えましょう。

一人暮らしや別居をすることでお互いが冷静に考える時間を作り出せます。

長い間一緒に暮らしているからこそ見えなかった部分に気付くかもしれませんし、離れたことによって言動が改められるかもしれません。

家を出ることについて話し合う時間が必要になるかもしれませんが、自分の思いもしっかり伝えることや自立に向けて前向きな考えを持つことも大切です。

会う回数を減らす

どうしても会いたくないという気持ちが変わらないのであれば、会う回数を少し減らしてみるのもいいでしょう。

「お盆だから」「お正月だから」「誕生日だから」「父の日・母の日だから」と一般的に帰省をしなければいけないという一般常識に捉われる必要もないのです。

顔を合わせることで問題が増えるのであれば、会う機会を減らすことでストレスを受けることを回避させればいいのです。

「周りが帰省の話をしているから自分も帰らなければ…」とプレッシャーに感じなくてもいいのです。

帰らないことが悪いという考えを少し変えてみるといいでしょう。

電話やメールにする

会えば何かと言い合ってしまう、自分の話ができない、帰ることがどうしても嫌など話し合うことが難しい場合は、電話やメール(LINE)などで連絡を取るだけでもいいでしょう。

電話や文面だけでは全てを理解し合えないこともありますが、ずっと会わずに過ごすのもちょっと…と感じるのであればコミュニケーションツールとして活用してもいいでしょう。

連絡を取れる手段があれば緊急時にも対応できますし、会わなくても話すことができるのであまりプレッシャーになりにくいでしょう。

自分の家族のことに集中する

あなたが今家庭を持っているのであれば、過去のことに捉われ過ぎず自分の家族のことに集中してもいいでしょう。

パートナーとの関係性や育児のことを考え、自分が過去されて嫌だったことなどを今の家族に向けず自分の理想とする家族を作ることで幸せを感じられるでしょう。

また、結婚生活や育児においてきっと悩むこともあるでしょう。

そんな時に親に相談してみたり、自分が家庭を持った・親になったからこそ話し合えることもあるでしょう。

親との問題や関係性ばかり目を向けず、これからの未来に向けて歩み出すのも成長に繋がり、親との関係性にも良い変化を生み出すことに繋がるかもしれません。

老後のことを話し合っておく

いくら親と会いたくないと言っても、親も老いていきます。

老後のことを話すことは後々自分に関わってくるため、早い段階で話し合っておくことも重要です。

介護や相続など様々なことがあるため、話せるうちに話しておかないと後で大変なことになりかねません。

今会いたくないと言ってもいずれ関わらざるを得なくなるので、関係性を少しでも良くしつつ、老後のことをどうしていくかという話を親子間・兄弟姉妹間で話し合うといいでしょう。

親も最終的には子供に頼らなければいけなくなるため、お互いに時間を作り向き合ってみることをしてみて下さい。

一切会わない

どんな方法を試しても親との関係性は一切変わることがない、親を許すことができないとなれば親子関係を修復することなく自分の人生を大切にし、一切会わないことを選択してもいいでしょう。

特に身の危険性を感じる、金銭的トラブルに関わるのであれば自分を守ることにフォーカスしてもいいのです。

親子だからと言って全てあなたが背負う必要もありません。

もちろん、この選択は最終手段になるのでよく考えなければいけません。

いろいろ対策を取ってみて、どうしてもうまくいかない、むしろ接点を作るほど関係が悪化するのであれば無理に会わなくてもいいのです。

親に会いたくないと今思っていても、今後のことを考えて少し前向きになれそうであれば親と向き合ってみて、関係が良い方向に向くのが一番理想的です。
しかし、そんな簡単な問題ではないこともあります。
今後親とどうしていくのか時間がかかってもいいので、あなたが思う最善の方法を見つけ出してみて下さい。
周りの家庭環境と比べ過ぎず、自分の気持ちに素直になってみて下さい。

こちらの記事では、親子関係が複雑にも関わらず強いメンタルを持つことができた方について解説しています。

もしかしたら、あなたの親と共通することがあるかもしれませんし、メンタルの鍛え方のヒントになって頂けたらと思います。

まとめ

親との関係性が悪く、会いたくないと思う人の原因や心理状況を深掘りしましたが、当てはまる点はありましたか?

筆者も親と関係が悪かった時期がありますし、意外と親との関係に悩んでいる人もいるかと思います。

成長していく中で捉え方が変わった方や改善させようと勇気をもって行動した方もいます。

どんな結末になったとしても、まずは自分の気持ちに正直になること、親と向き合ってみることで何か少しでも良い方向に変わって頂けたら幸いです。

もちろん、変わることがなくてもあなた自身の人生を大切に過ごしていけるよう、自分にしっかり愛情を向けて下さいね。

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