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しつこい人の育ちとは?特徴や隠れた心理から対処法のヒントを紹介!

あなたの周りには「しつこいなぁ…」「何回もうざいなぁ…」と感じる人はいませんか?

しつこいと感じるのもそれぞれですが、人が不快感を感じるようなしつこさは人間関係にも大きく影響することがあるでしょう。

今回はしつこい人の育ちや特徴、心理まで深掘りしてみました。

人の性格は育ちが大きく影響することもあり、しつこいと感じる人への対処法も紹介していますので、もし今困っている相手がいるのであれば参考にしてみて下さいね!

目次

しつこい人の育ちとは?

人の性格や考え方が形成されるのも、育ちの環境や成長過程での周りの影響が大きく関与してしてくることがあります。

しつこい人となった育ちの環境について解説していきます。

過干渉な環境

しつこさがあるのも、親がお節介で過干渉だったということが挙げられます。

常に干渉されることや、世話焼きなことによって、常に人のことが気になってしまうという感覚を持ってしまうことがあるのです。

人の管理をしたがったり、なんでも把握したいという所は親も同じようにしてきたからこそなのかもしれません。

また、親だけでなく友達や恋人からの影響もあり相手から干渉されることによってそれが普通なのかなと感じてしまうような人もいるようです。

完璧を求められる環境

しつこい理由にも完璧を求められてきた環境も影響されます。

1から10まできっちりしていなければいけない状況や物事の詳細を詳しく伝えなければいけないという使命感がしつこさとしてでてしまうのでしょう。

具体的な理由を求められることや緻密な計画性を求められるのも、完璧主義者な人格が育ってしまったのでしょう。

批判的な環境

自己肯定感を下げるような批判的な発言が多い環境も、褒められたい・認められたいという感情が湧き、相手にその気持ちを求めすぎてしまうようになるのです。

常に批判されることによって、自分の頑張りや自分の存在価値を認めて欲しいからこそ、周りに甘えられる人や頼れる人に対してしつこくアピールをして自己満足度を満たしたくなるのでしょう。

そのため、かまってちゃん的な人格となってしまうのです。

競争が激しい環境

学業やスポーツなどでは順位付けされるのも致し方ありませんが、1番を求められ過ぎることによって完璧主義な人格や1番・好成績などに執着をもってしまうようになるのです。

親に成績が下がればひどく怒られ、他の人と比べられたりすることによって競争心が芽生えてしまうこともあります。

1番・好成績であれば周りが喜んでくれる、評価されて自分の価値が高まるという高揚感がたまらなくなってしまうのでしょう。

自己主張を求められる環境

何でも自分の意見や主張をするようにと言われ続けられる環境によって、自己中心的でしつこい人格になってしまうこともあります。

自分の意見を周りに主張しすぎたり、相手の意見は尊重しないといった行動に周りも振り回されたり、諦めなければならない環境になってしまうこともあるでしょう。

自分の意見が通らなければしつこく主張し、相手が折れるまでひたすら続ける姿勢は育った環境が「人に気を遣い過ぎるな」「自分の意見を言わなければ損・後悔する」という概念が染みついてしまったからなのでしょう。

期待され過ぎた環境

親や教師などから期待され過ぎた環境によって、完璧を求め、褒められたい、相手に喜んでもらいたいという気持ちが芽生えます。

自分の成功は家族全体の成功、学校生活での功績が学校への名誉となり周りにも褒められ、自己肯定感が高まっていく、さらに高みを目指したいとなるのでしょう。

人の期待にどう応えるのか、どんな結果を残すのかという所にフォーカスをしているので、自分のやりたいことよりも人が求めることに対して強く反応してしまうのでしょう。

そういったことが社会人になっても影響され、会社での貢献になるようにと懸命に努力し続けようとする人もいます。

劣等感を感じられる環境

何かと誰かと比較され、劣等感を感じる環境によって負けず嫌いな人格になることもあります。

兄弟姉妹や友達と比べられることで劣等感が湧き、認められたい、褒められたい、自分の努力を分かって欲しいという気持ちから、相手に対して敵対心とも感じられるような態度や行動を起こすことがあります。

それでも自分は劣っていると感じたり、言われることによって卑屈な感覚や嫉妬心などネガティブな気持ちなどを持ち続けてしまうことからしつこさも自然と出てしまっているのでしょう。

愛情を感じられなかった環境

親からの愛情を感じられなかった人は、愛情に飢えて周りに求めすぎてしまうこともあります。

会話が少なかったり、あまり構ってもらえなかったとなるとその寂しさがずっと心の奥底に残ってしまい、優しくしてくれる人や恋人に対して寂しさを埋めたがります。

無駄に電話やLINEをしてきたり、干渉的・束縛的なところがある人はかまって欲しい、誰かと関わっていることで安心するといった気持ちがあるため、少しでも時間が空くと怒ったり、泣いたり感情が乱れてしまうこともあります。

親の不在が多い環境

親が忙しく不在が多かった、一人っ子で兄弟姉妹がいる家庭が羨ましかったと感じてきた人も愛情を欲している人同様かもしれません。

共働きで留守番の多さや会話が少なかった、片親や単身赴任、大人以外と遊べる家庭環境ではなかったなど、一人で過ごすことや自立を早く求められるような環境も寂しさを強く感じてきたという方もいます。

一緒にいたい気持ちがあってもそれが叶えられないことによって、人といる時は目いっぱい楽しみたい、自分の話を聞いて欲しいという欲求がでやすくなることもあるのです。

感情を抑えられた環境

我慢を虐げられるような厳格・高圧的な親の元で育った方は、これまで自分の感情をコンロトールされてきた影響によって様々な人格が形成されます。

親への期待に応えようとするタイプもいれば、我慢し続けてきた感情が爆発し、友人など近くにいる人にワガママや自己主張を強くしようとするタイプと分かれます。

どちらにしても、精神的支配されたことにより相手に対しての評価や愛情をしつこく求めるようになってしまうということに繋がってくるようです。

世間体を気にする環境

世間体を気にする環境で育ったことによって、周りからの視線や評価に対して敏感になることやルールやモラルに厳しい考えを持ってしまうことにも繋がります。

周りから褒められたいという欲求やルールやモラルから外れることに対して罪悪感や嫌悪感を感じるため絶対的に守らなければいけないという使命感すら感じます。

そのため、ルールに関して周りに対してもしつこく言い聞かせるような行動も見られます。

その全ては世間体を気にするがゆえに、考え方が固執してしまっているのです。

激しい変化のある環境

規則性のある家庭もあれば、ルールがコロコロ変わる家庭環境の場合もしつこい人間性を作り上げることがあります。

親の考えや家での決まりごとが何度も変わることによって、現状確認をとならければいけなくなるため、何度も確認しなければならない習慣が身についてしまいます。

学校や職場のスケジュールが変わることで何度も何度も確認しなければ、不安になるのです。

激しい変化に気持ちや考えがついていけないこともあり、正しい判断や行動ができるのか自信がなくなるからこそしつこく確認を取りたがるようになるのでしょう。

しつこい人の育ちの環境は様々ですが、やはり家庭環境や親からの影響が多いようですね。
やはり親自身もしつこい性格な方も多いのかもしれませんね。
もちろん家庭からだけでもなく、周りにいる友達や恋人の恋愛観によってそれが普通なのかと捉えてしまって、自然としつこい人間性に変わってしまったこともあるかもしれません。

しつこい人の特徴

「しつこいなぁ…」と感じるのも人それぞれですが、一般的に多くの方がしつこい・不快感を感じる人にはこのような特徴がみられませんか?

同じことを繰り返す

しつこいと感じるのも、何度も同じことを言い聞かせるように言ってきたり、必要以上に確認するなど同じことを繰り返すからこそうんざりしてしまうこともあるのでしょう。

もちろん、何度も繰り返すことが大切な場合もあるので一概に悪いこととは言えませんよね?

ただ、同じ質問ばかりする人に対して「前も教えたでしょ?」と感じますし、自分の話を何度も話す人などは「またその話?前も聞いてるんだけど…」と感じたことはないですか?

用がなくても関わろうとする

かまってちゃんタイプや常に人と関わりを持たないと不安に感じている人は、特に用がなくても電話やLINEなどをしてくるので、自分の時間が削られることによってしつこいなと思う経験をした方もいるのではないでしょうか?

スマホを見ていなくて返信できなかったときには、「おーい」「まだ見てないのー?」「既読無視?」なんて立て続けにメッセージが溜まっていたなんてこともあるでしょう。

時間がなかったり、仕事中で忙しくしていても、一方的な態度や緊急なことでもないのに時間を拘束しようとしているように感じることに不快感を持つ人もいるでしょう。

SNSへの執着

承認欲求が強い人や常に周りの行動を把握しておきたくて、SNSに対しての執着心が強い人もしつこいと思われがちです。

1日に何度もポストしていて周りからの反応を欲しがったり、人が訪れた場所や誰といるなどこと細かくチェックしていて「この前の投稿なにー?」なんて質問攻めにあうこともあるでしょう。

常にSNSから離れられない、スマホへの依存度も高いという方は割と多いですが、中にはその行動がしつこいと思われてしまう人もいるのです。

自己中心的

自己中心的で周りを振り回す人は、自分の考えや気持ちが思い通りにならないと納得できず周りに理解を得ようとしたり、押し通そうとするためその行動にしつこさを感じた方もいらっしゃるでしょう。

自己中な人は周りのことよりも自分のことを優先的にさせるため、自分に注目を集めたい・自分が楽しければいい・相手に気を遣って合わせるなんて嫌などといったこともあります。

しつこいだけでなく、周りはそのわがままに振り回されることが多く困惑したり、迷惑に感じることも多いでしょう。

社交辞令がわからない

社交辞令が分からない人も実はしつこいと思われがちです。

「いつか食事でもしましょうね」なんて社交辞令を本気で受け取り、誘って断られたとしても何度も誘います。

ビジネスシーンやまだ関係性が浅いからこそ社交辞令を使うことは誰だってあるでしょう。

しかし、どんなに断られたとしても諦めずに何度も誘われることに対して「本気で受け取ってしまうとは…」「社交辞令のつもりだったのにどうしよう…」と困惑させたり、しつこい人だと思われてしまうこともあるのです。

押しつけがましい

何かと自分の意見を押し付けたり、良かれと思ってのお節介がしつこいと思わせてしまうこともあるでしょう。

自分の意見が正しいと思って相手に半ば強制的に意見をしたり、相手を助けてあげようと思うばかりに相手はそこまでしないで欲しいと感じるほどのことをします。

やんわりと断ろうとしても「こうするべきだよ!」「絶対○○だよ!」と相手の思いへ配慮がないからこそお節介・迷惑に感じられてしまうのです。

自慢話が多い

自慢話も何度も長々聞くとうんざりしてきませんか?

何か自分にとっていいことがあったり、過去の成功などを自慢したくなる気持ちが湧くのは誰でもあるかもしれませんね。

しかし、人の話を遮ってまで自分の自慢話に持ち込んだり、何度もしつこく繰り返して話すことに聞いている側は「もうわかったよ…」となるのです。

自慢したい人は周りからすごい人だと羨まれることや自分の立場が上であることをアピールしたい気持ちが強いので周りがうんざりしていることすら気付いていないこともあるでしょう。

空気が読めない

場の空気や人の気持ちを汲み取ることができない人は、相手がしつこいと思っていることに気付いていません。

何度も繰り返す発言や態度に相手が困惑している、苛立っている、空気感が変わったことが分からないのはきっと相手の表情をよく見ておらず、自分の気持ちや考えばかりが先走っているからかもしれません。

空気を読むことができる人ならとっさに「あ、ごめん。しつこいよね?」と配慮することができます。

相手の表情や気持ちを読むことができれば、誰もしつこいなんて感じず楽しく会話することができるでしょう。

精神的な要因がある

しつこい人は粘着質で身勝手さがある人が多いことが挙げられますが、精神的な要因が関わることもあります。

例えばASDやADHDといった発達障害などが挙げられます。

ASD(自閉スペクトラム症):空気を読むのが苦手、対人関係がうまく築けない、強いこだわりを持っている

ADHD(注意欠陥・多動症):不注意さや衝動性があり、不必要な言葉を発してしまって相手に不快感を与える

精神的な問題を抱える人は、見た目などで判断することが難しくただしつこい人としてイメージされてしまうこともあります。

精神的な要因はこの他にもいくつか挙げられるため、人間関係に様々なトラブルを起こしてしまうことがあります。

相手の問題を知ることができれば理解して寄り添うことができますが、なかなか理解し難い人も多く本人も改善したくてもどうしていいのか分からないという悩みを抱えている場合もあるのです。

しつこい人の特徴をみると、発言や行動が何度も繰り返されるので分かりやすいタイプが多い中、最後に紹介したように精神的要因があることも。
発達障害だったとしても、他のタイプと似ていることもあり理解することが難しいのも現実でしょう。
ただ、明らかに不快さを自ら与えている人であれば今後の関係性を考え直してもいいかもしれませんね。

しつこい人の心理

様々なしつこい人の特徴を挙げましたが、しつこい行動になるのも何かしらの理由や心理が働いているからでしょう。

その本音の部分を深掘りしてみました。

注目されたい

自己アピールが強いのも、注目されたいという気持ちがあるからこそでしょう。

育ってきた環境が注目されなかったり、評価ばかりを気にしていたせいかその思いが学校や職場で溢れ出てしまうのかもしれません。

不安な気持ちを抱えていたからこそ、周りから注目されればその寂しさが埋め合わされるからなのでしょう。

存在価値を高めたい

一人で過ごすことが多かったり、自分の感情を抑えてきた環境だった人は自分の存在価値を誰かに求めてしまいます。

寂しい思いから自分の居場所が欲しい、本当の自分を受け止めて欲しいという気持ちからいつしか周りにいる人に対して執着心や依存心が湧いてくるのでしょう。

存在意義を求める人は何か大きな穴がぽっかりと心に空いていて、誰かといたとしてもなぜかまだ満たされないと感じるせいでしつこさが増すこともあるのです。

負けたくない

あまり評価されなかった、比べられてきたといった環境の元育ったことで、相手に対して敵対心・競争心などが常にあり、何があっても負けたくないという気持ちが働きます。

負けることや比較されて蔑む言い方をされることを極度に嫌うため、しつこく自分が勝つまで、評価されるまで退行し続けるのです。

学校や職場においてライバル的な存在がいることで、頑張れる人もいるのは確かですが育った環境によってその思いが恐ろしいほど根深いのです。

感謝されたい

お節介焼きな人は、人のことを何かと気にかけてよく行動してくれますがその裏の心理は「いい人に思われたい」「感謝される人になりたい」といった心理が働いていることがあります。

相手からしたらいい迷惑だとしても、自分の奥底にある心理の方にフォーカスしているから相手が迷惑だなんて思ってないと自分に言い聞かせているのでしょう。

「自分でやるから」といっても「いいよいいよ!やってあげるよ!」としつこく押し付けがちな行動をするのも最後に「あなたのおかげで助かった」という言葉欲しさに貪欲になっているのです。

愛されたい

これまでの心理を見て気付いた方もいるかもしれませんが、しつこい人の心理の中には愛されたいという欲望が潜んでいます。

寂しさや不安、自分の存在意義とは何かと感じて育ってきた環境だったからこそ、周りに愛情を向けて欲しいという気持ちが強いのです。

どんなに愛情を向けたとしても、本人の満足度は埋まることがないからこそしつこく相手に求め続けてしまうのです。

目標を達成したい

成果を求められてきたような環境で育った方は、まず自分の目標を達成したいという気持ちが強いです。

親の機嫌や評価されることばかりを気にして育ったがゆえに、1番になること・何か達成することで褒めてもらえる、評価してもらえるということにイコールづけられています。

そのための努力は凄まじいもので、しつこく執念深さを感じて周りも驚くことがあるでしょう。

絶対的に諦めない姿勢や頑固さがあるのも、その裏に潜んでいる寂しさや不安だったりもするのでしょう。

干渉したい

何かと周りのことが気になって仕方ないお節介焼きや、愛情に飢えているからこそ常に親しい友人や恋人などが気になって仕方がなく干渉しがちになってしまう心理が湧くのです。

常に人のことが気になって仕方ない、干渉や束縛をすることで管理したいという気持ちも不安や寂しさを抱える環境だったからかもしれません。

ただ干渉したところで、不安はいつまで経ってもぬぐい切れず、見えない安心感を求めてよりしつこく干渉しがちになってしまうこともあるのです。

勘違いしている

しつこい行動をとるのも、勝手な思い込みが関わっていることもあります。

「相手はこうして欲しいと思っているから何かしてあげなきゃ!」「実は自分に好意があって誘うのが恥ずかしいからこっちから誘ってあげよう」「なんか最近元気ない気がするなぁ、相談乗ってあげよう!」など勝手な解釈や勘違いから相手が求めていないことまで押し付けがちになります。

しつこい人の心理状況は不安や人の目や評価ばかりがきになるということから、様々な考えが巡り相手の思うことを深く読み過ぎるがあまり勘違いを生みやすくさせているのかもしれません。

また、その勘違いやお見込みが激しいばかりに、自分の行動がしつこいと全く思っていないという人もいるのです。

しつこい人の心理を覗いてみると、育った環境から不安や寂しさを感じていたせいか人に固執し過ぎてしまって、評価されたい、愛情を向けられたいといった気持ちが働くがあまりその気持ちを押し付けがちになってしまうのでしょう。
その不安や寂しさはなかなか埋まることが簡単ではないからこそ、何度も繰り返し何とか自分を安心させたいのかもしれませんね。

しつこい人への対処法

しつこい人の育ちや特徴、心理状況を理解できたとしても、やはりしつこさを感じて嫌気がさしてしまうのも本音ですよね?

相手との関係性にもよりますが、しつこさを感じる相手に対してこのような対策を取ってみるのも良いかもしれません。

はっきりとNOと伝える

しつこさにうんざりするのであれば、はっきりと相手に嫌だということを伝えることが一番でしょう。

もちろん、相手はあなたのためを思っての行動をしていることもあるのであまりキツイ言葉を投げかけてしまうのはよくありませんが、自分が嫌だと思うことは伝えるべきでしょう。

「いろいろやってくれるのは助かりますが、自分でやりたいので大丈夫です」「前にも聞いていてちゃんと覚えているので問題ないですよ」などしつこい行動に対してこれ以上してもらわなくていいということを伝えるといいでしょう。

しつこいと感じながらも相手の行動を受け入れてしまうと、相手は気付かない場合もあるのでしっかり「NO」と伝えることで同じような行動を控えてくれることもあるでしょう。

具体的な理由を伝える

嫌なことを伝えたとしても具体的な理由が添えられていないと、理解できない人もいるので明確な理由を伝えることも大切です。

「何度も教えたことをメモや自分で調べず、いつでも人に聞こうとするのは良くないよ?他の人もやることがあるし、迷惑を掛けるだけでなく、信頼性に欠けて仕事を任せられない人になっちゃうよ?」

「自分の話を聞いて欲しいのはわかるけど、相手の話を遮ったり、相手の時間を奪っちゃうのは良くないね。相手の考えや気持ちを考慮する行動もできないと誰も耳をかさなくなっちゃうよ?」

これらのように、自分の行動が相手に対してどう受け止められているかを明確にすることで、自己中心的な行動であったことを気付かせることもできるでしょう。

自分発信をする

しつこいと感じてきたからこそ相手の行動が先読みできるのであれば、こちらからその行動をさせないように先手を打つことも効果的です。

「これ、前と全く同じやり方でいいから来週の月曜までに仕上げてね!」「今週出張で忙しいから緊急時以外は連絡は控えてくれる?」と何度も確認をしようとしてくる人や不必要な連絡がある人などには、先にやり方や理由を明確にしておくことで対策することもできるでしょう。

自慢話が多い人や人の話を遮ろうとする人であれば、「その話○○なんだよね?!」「○○さん(他の人)の話聞きたい!」と自慢話のネタや結末を先に周知させてしまうことや、他の人に話を振ってみるなど会話の空気感を見ながら自分がリードすることも有効です。

もちろん、しつこい人に話を回さないような意地悪をするのはあなたのイメージも悪くなるかもしれないので、全体的に話が回るようにするのがいいですね!

興味を示さない

しつこい人は何度も聞いて欲しい、自分に注目を集めて欲しいという気持ちが強いのであまり興味を示してしまうとより時間が長くかかってしまいます。

「ふーん」「そうなんだね」と淡白な返事をすることで興味を示していないことが伝わり、自分自分アピールを減らしてくれることもあるかもしれません。

あまりにも冷たい態度になり過ぎないように、相手のことも配慮しつつ興味や関心がないことが分かってもらえるような態度や言葉を投げかけるようにしましょう。

個人的なことを話さない

しつこい人は人の話に敏感であったり、深く知ろうとすることもあるため、あまり個人的なことを話過ぎないことも対策の一つです。

干渉しがちな人や空気が読めない人は特に、ズカズカと踏み込んでしつこく質問攻めにあう恐れがあります。

あまり深掘りされたくないことは相手を選んでいるかと思いますが、とっさに話してしまったり、別の人から聞くこともあるので不用意にプライベートなことは話さないことが大切です。

周りへ相談・助けを求める

あまりにもしつこい誘いを受ける・干渉され過ぎて困っているなど、周りに相談したり、助けを求めてみましょう。

自分でうまく回避できない時などは周りの力を借りてみることで、間に入ってくれたり、うまく相手との距離を保つアドバイスをもらえることもあるでしょう。

しつこい行動をとっていることを相手がうまく理解してくれたら、少しは改善になるかもしれませんので頼れる相手に一度打ち明けてみるといいでしょう。

精神的要因への理解

しつこい人の特徴でも紹介しましたが、発達障害などの精神的要因が関わってくる場合、その行動が改善されることはかなり難しいでしょう。

そのため、相手の症状を知り、理解を深めることによって考え方や捉え方が変わるでしょう。

理解を深めることで、相手のサポートになることやアドバイスを投げかけることで少しは改善されることもあるかもしれません。

本人もきっとどうしていいのか分からない場合もありますので、あなたが寄り添ってあげ、周りへの理解を促すことをすると本人も周りも関係性が良くなることもあるでしょう。

しつこい人の特徴や心理を捉えながら、自分の気持ちにも素直になることでうまく対処法を見つけることもできるでしょう。
相手との関係性や気持ちも考慮しながらうまくやることで、育った環境から根深く持つ不安や寂しさを和らげてあげられることにも繋がるかもしれません。

まとめ

しつこい人の育ちを見ると、人に執着してしまう人や不安な気持ちが止められない心理への理解ができたという人もいるのではないでしょうか?

寂しさや不安によって相手に求めてしまうのも誰だってあることでしょう。

しつこい人はその気持ちが周りよりも強いため、受け取る側としては「しつこい」となってしまうのです。

もちろんその嫌な気持ちに我慢し過ぎる必要もないので、あなたが嫌だと感じるのであればはっきりと相手に伝えたり、本人や周りへの理解を求める対策をしてみるのもいいですね!

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