40代で独身の方は自由気ままな生活を送れて楽だと感じる反面、ふとした瞬間孤独さを異常に感じることはありませんか？
多くの友人や同僚が家庭を持っていることで独り身であることを痛感することもあるでしょう。
この記事では独身40代の方が孤独さを異常に感じる瞬間、それをどう乗り切ってこれからの人生を歩むべきなのか解説します。
40代独身の方だけでなく、30代独身の方もいずれ同じことを感じるかもしれないので今できる対策を見つけてみて下さいね。
独身40代はどのくらいいるのか？
国勢調査によると1980年から2015年で未婚率が右肩上がりで、晩婚化が進んでいることも明確に分かります。
それでも20代後半から30代が結婚のピークとなり、独身と既婚者の分かれ道となります。
もちろん40代の方で独身でいることを自ら選んでいる方もいれば、結婚に縁がなく独身となっている方もいます。
引用元：厚生労働省
さらに調査結果から40代に絞ってみると「約４人に１人」が独身となります。
決して多い数字ではないため、独身でいることに孤独や不安を感じる瞬間があるかと思います。
引用元：総務省統計局
実際に数字としてみると晩婚化は明らかで、独身でいることが珍しい時代ではないものの40代で独身というのは孤独さや周りとの差を感じやすくなるのかもしれません。
では、40代独身の方がどんな時に異常な孤独さに襲われるのかをこれから紹介していきます。
独身40代が孤独さを異常に感じる時とは？
40代の独身者がどれくらいいるのかが分かったところで、当の本人たちがどんな時に孤独さを異常に感じるのでしょうか？
独身生活にストレスなく過ごせている方ももちろんいますが、恐らく多くの方がこのようなことを感じているかもしれません。
帰宅しても誰もいない環境
40代となれば1人暮らしをしている方も多いでしょう。
帰宅しても誰も迎えてくれず、暗い部屋に変える時に寂しさを感じる瞬間があるでしょう。
他にも、一人で食事をする時や面白い番組を観ていてもその楽しさをその場で共有できないことで孤独感が異常に襲い掛かることもあるようです。
プライベートな空間が居心地が良いと感じる反面、ふとした瞬間に寂しさを感じるのです。
夫婦や家族の幸せそうな様子を見た時
休日に一人で出掛ける時、一人で外食をしている時などふと周りを見渡すと幸せそうな夫婦や家族の様子を見ると「一緒にいれる相手がいて羨ましい…」「結婚してたら自分にも子供いたのかな…」なんて思い、独身であることを痛感させられるのです。
一人行動に慣れていたとしても、急激に寂しさや理想と現実の差を感じて孤独感が異常に襲うのです。
イベントなど誰とも過ごせない時
誕生日やクリスマスなど何かイベントの時に誰とも過ごせず一人でいる時に孤独感を感じることはあるでしょう。
若い頃は仲の良い友達と集まっていたのに、気付けば周りの多くが結婚していることで一緒に過ごせる人がどんどん減っていき、家族で楽しそうに過ごしている様子を街中やSNSで見ると、より一層一人でいることを痛感させられるのです。
夫婦の話や子供の話題に入れない時
友人と食事などをしていても、夫婦間のことや子供の話題が繰り広げられるとその話題についていけず会話を楽しめないということもあります。
周りが盛り上がっている中、会話に入れないことや興味や関心が湧かず一人楽しくない時間が流れ、人と一緒にいるのに孤独感や疎外感を感じてしまうのです。
ケガや体調不良の時
ケガをしたり、体調不良の時に誰かに頼れない時は、一人で何とかしなければいけない状況がさらに辛さを増すことになります。
早く治したいと思っても食事などを自分で用意するしかなく、辛い状況が続きます。
体調が悪いと精神的にも落ち込みやすいので、さらに孤独感が強まるのです。
気軽に誘える相手・本音で話せる相手がいない
40代独身となると家庭がある人も増え、イベント事や旅行など気軽に誘える相手がいないということもあります。
特に一人行動が苦手な人の場合、行きたいところがあっても誰かと行けないことで諦めたり、先延ばし続けてしまうこともあります。
またそんな寂しさや自分の思いを本音で話せる相手も減って、異常に孤独感を感じやすくなります。
独身の友達が多かった頃はそんなことを感じることがなかったのに…と一人で思い悩んでしまう事が多いのです。
老後の不安を感じた時
自分の将来をふと考えた時に急激に不安を感じることもあります。
パートナーや子供がいない生活がこれからも続き、独身でいるのかと考えると退職後や老後の時はどう過ごすのかと漠然と不安が襲います。
孤独さだけでなく、健康面や金銭面など不安に感じることが山のように出てくることでしょう。
40代独身の方が孤独さを感じるシーンは様々あります。
普段は何も感じなくても、ふと周りとの状況を比べてしまったり、体調や精神状況が悪い時に異常に感じやすくなるのかもしれません。
20代30代でも周りがカップルだらけで自分は一人だったりすると近い感覚があるかと思いますが、40代になると結婚している人の割合に違いが出るため、より一層孤独さを強く感じやすくなるのかもしれないですね。
独身でいることのリスク
40代で独身でいることを自ら選んで生活をしている方もいるかと思いますが、これから先の人生においていくつかリスクが伴うこともあります。
今はまだ平気だったとしても年齢を重ねていくことで一人の力ではできなくなることも増えていきます。
気軽に会える相手がいなくなる
仲良くしていた友達が結婚し、子供が生まれたりすると家族の時間を優先することも増え、気軽に誘うことができない状態になります。
会う約束をしても突然子供が熱を出してキャンセルになったり、夕飯の支度があるからと早い時間に解散するなどもありますよね？
そういったことが積み重なると、誘いにくくなったり、変に気を遣い過ぎてしまうことで疎遠になりやすくもなるのです。
まだ独身が多かった頃と違い、誘える人がかなり限られてくるので交友関係がどんどん狭まってしまいやすくなります。
緊急時に頼れる相手がいなくなる
普段から話せる相手がいないとなれば、ケガや病気など緊急時に頼りたくても頼れる相手がいなくなることもあります。
定期的に誰かと連絡を取っていないと、変に気を遣って甘えられなかったりするでしょう。
一人で今までやってこれたとしても、困った時に素直に助けてと言えなくなってしまいやすくなることもあるのです。
健康面・精神面への影響
一人で生活をしていると食生活が乱れやすくなることや行動範囲が狭まることで運動不足になり健康状態の維持が難しくなることもあります。
また、どうしても孤独を感じやすいと精神状態も不安定になりやすく、鬱などの症状が現れることもあるでしょう。
健康状態と精神状態は結びつきやすいため、深みにはまると負のループが繰り返されやすくなってしまいます。
金銭的な問題
今は仕事をバリバリしていて安定した収入があったとしても、ゆくゆくは退職する日が来ます。
収入が減ることや途絶えてしまった後、自分の貯金だけで生活をしなければいけなくなるため生活苦になることもあるでしょう。
突然のケガや病気になることもあり、突然の出費もいずれあるかもしれませんし、今の職場で定年まで働けるとは限りません。
ローンや借金、散財癖、持病がある方は特に節約や貯蓄をしておかないと後になって後悔しても遅いのです。
独身でいることの周りからのネガティブな評価を受ける
40代で独身でいると周りから「なんで結婚しないの？」と言われたり、「40代で独身って何か問題ある人なんじゃ？」なんて思われてしまうこともあるのかもしれません。
40代で独身でいると周りからネガティブな意見を言われることや変な印象を持たれてしまうこともあり、惨めな思いをしてしまうこともあるでしょう。
結婚を望まない人、結婚したかったけど縁がなかった人など皆さんそれぞれ事情があっても、心無い言葉に傷つくこともあるでしょう。
結婚が年々難しくなる
結婚を諦めていない方や周りとの環境の差に焦り婚活をし始めた方もいるでしょう。
マッチングアプリや結婚相談所など婚活できる場所はありますが、年々お相手が少なくなることや自分の生活スタイルや考え方が固定され過ぎてしまうと相手と共存することが難しいと判断してしまうこともあります。
結婚に対する焦りや自分の理想の高さが邪魔をすることにもなるので、より一層結婚が難しくなることもあるかもしれません。
孤独死のリスク
一番怖いのが孤独死になるリスクがあることです。
突然倒れてしまったりすると普段誰かと連絡を取っていないことで発見が遅れる可能性もあります。
体調が悪い時など誰かに連絡しておかなければ最悪の状況を引き起こすことにもなってしまいます。
今はまだ問題がなくても、いずれ何かしらのリスクが襲い掛かってくることもあるでしょう。
独身でいることを否定するわけではありませんが、これから先の将来孤独さとこのようなリスクを考えるといまできることはしておかなければ自分自身に全てが襲い掛かってきてしまうかもしれません。
この先の人生に備えるべきことは？
40代で独身でこのまま一人でも問題ないと考える方、婚活をしているけどこのまま独身の可能性も高そうという方もこれから先のことを考え、今備えておくべきことを行う必要もあります。
40代と言ってもこの先の人生は長く、まだ若い今だからこそできることは今のうちにしっかりと計画や実行することをおすすめします。
趣味など新しいことに挑戦する
周りが結婚して一緒に出掛けられる人がいない、何か寂しさを紛らわしたいとなれば新しい趣味を見つけることや元々挑戦したかったことがあればまずはやってみることから始めてみましょう。
何か１つでも生活の中に新しいものや楽しいと思えるものが見つかれば、気持ちも前向きになりやすくなるだけでなく、趣味友達など新たな出会いもあるかもしれません。
あなたの人生はあなたが楽しませてあげることが大切ではないでしょうか？
今周りにいる人との関係を大切にする
身内や友人、職場の方など周りにいる人との関係性を今まで以上に大切にすることです。
会う頻度や連絡を意識的に増やすことで、孤独感の解消やお互い困った時に助け合える関係性を築いておくと良いでしょう。
コミュニケーションを増やすことによって今よりも仲が深まり、自分の思いや悩みを話す機会ができるかもしれません。
新しく友達を作る
40代となるとなかなか新しい出会いが若い頃より減ることもありますが、趣味や習い事、地域活動に参加してみて新しい人と仲良くなってみるのもいいでしょう。
新しい出会いは単調な毎日にいい刺激となり、定期的に会えることが楽しみにもなるでしょう。
共通の好きなことがあれば早く仲良くなりやすいこともあるので、はじめの一歩は緊張するかもしれませんがコミュニティに入り込んでみたらすぐに馴染めることでしょう。
健康管理をする
これから先の将来に向けて、健康意識を高めることも大切です。
食生活や運動量を見直し、ケガや病気の予防をするといいでしょう。
料理を今より少しこだわってみるのも楽しみの一つにもなりますし、体を動かすことはストレス解消や気分向上にも繋がります。
健康的な食生活や運動をルーティーン化させることも毎日の楽しみや活力になることでしょう。
将来に向けて貯金や投資をする
今は収入があってもいずれは定年を誰もが迎えます。
貯蓄が少なく年金だけの生活になれば不自由さを感じることでしょう。
また、どんなに健康的な生活をしていても年齢を重ねることでケガや病気を引き起こす可能性もあり、突然の出費もあるかもしれません。
そんなことにならないように今からでも貯蓄や投資、お金にまつわる勉強をしておくことが大切です。
本気で婚活をする
独身のままでいることに不安を感じるのであれば、本気で婚活をすることも大切です。
年齢的に難しくなることもありますが、本気で活動することで理想のお相手に巡り合えるかもしれません。
もちろん相手の条件ばかり追い求めるだけでなく、相手からも素敵だと思ってもらえるように自分をアップデートすることも大切です。
人生100年時代なんて言葉をよく聞きますが、そうなると40代はまだまだ若いと考えてみればまだ今からできることは何かとあるでしょう。
孤独さと闘い続けるよりも、少しでも自分の人生が明るくなるように何かを始めたり、不安を少しでも和らげる備えをしてみてはいかがでしょうか？
まとめ
40代となると多くの方が結婚をしていることもあり、独身者にとっては既婚者との生活の違いなどを感じて、孤独さを異常に感じる瞬間があります。
ストレスなく独身生活を楽しんでいる方もいますが、やはりふとした瞬間寂しさや不安を感じることもあるでしょう。
まだこの先ある人生を孤独さを抱えながら生活するよりも、少しでも安心感や楽しさなどを見つけてみることが大切ではないでしょうか？
この記事がきっかけで何か少しでも孤独さを感じにくい方法が見つけていだたければ幸いです。