メッセージやSNSで絵文字を使うことがある方も多いと思いますが、実は絵文字の意味って世界共通ではないのを知っていますか?
正確な絵文字数は発表されていませんが、iPhone(iOS 16.4時点)やAndroid(Android 16時点)などでは約3,600以上の絵文字が利用可能と言われているようです。
バージョンアップにより絵文字が増えることもあり、「この絵文字の意味を知りたい!」という方やSNSで見られる海外の方が使っている意味を知りたい方もいるでしょう。
何気なく使っている絵文字が実は相手にとっては良くない意味に捉えられることやそんな意味で使っていたの?という新しい発見もあるかもしれないので、是非参考にしてみて下さいね!
絵文字の意味【顔文字】

絵文字の中で顔文字を付け加えることで、その時の感情が伝わりやすくなるので使う方も多いはず。
でも時として、その表情には別の意味が含められていることがあります。

逆さまな顔は、一般的に言いたい意味の反対を指すことがあります。
冗談や皮肉、不満などの複雑な気持ちを表すことがありますが、特に意味がないという場合にも使われているようです。

溶ける顔は、暑くて溶けてしまいそうという意味、疲れてぐったりしている様子を表す絵文字です。
他にも、恋愛に夢中な様子や愛おしさを表現することもあります。

日本では「ぴえん」でおなじみですよね!
悲しさや嬉しさ、お願い事や申し訳ないという気持ちを相手に訴えかけるような顔として海外でも使われることがあります。

酔っ払っている様子や何かに夢中になっている様子、少し疑いを訴えかける意味など様々な場面で使われる絵文字です。
おどけた表情なので、「なんてね!」と冗談に使うことや「うーん、どうかな?」と曖昧な気持ちを伝えることもあるようです。

口元がない表情の絵文字は、「なんて言ったらいいか分からない」という意味が含まれています。
困惑や言葉を失った時など感情がうまく表せない時に使用されます。

顔に線がない絵文字は、表情も無表情であることから「ノーコメント」「意味が分からない」「なんて言えばいいか分からない」などの意味があります。
言葉に詰まっている状態でもあり、絵文字として見落とされがちにもなるので存在感や感情を消している意味としても使われることもあります。

目が上に向いている絵文字は、「うんざり」「もういいよ」と不満や苛立ち、失望感を表す意味として使われます。
中には、考え中、ちょっと小ばかにしている意味として使う方もいます。

嘘をつくと鼻が伸びるピノキオの物語を由来していることから、「嘘」「嘘つき」という意味を持ちます。
「嘘だよ」と伝えるときや相手を信用していな時に皮肉交じりに使うことがあります。

霧がかった中の表情の絵文字は、曖昧な状況や混乱、戸惑いを表します。
他にも「恥ずかしい」「隠れたい」という意味として使われることもあります。

真っ赤な顔と汗の表情の絵文字は、暑さや辛さを表す絵文字となります。
英語では、Hotという意味が「セクシー」「タイプの相手」を言う意味もあるため、相手に対して魅力を感じている時や性的興奮状態を表す意味としても使われています。

笑顔で天使の輪がついている絵文字は、天使のような愛情を感じる意味としても伝えられますが、「チーン」「オワタ」と言った諦めや悟りとしてもどかしい感情を表す時にも使われることがあります。

眼鏡をかけた絵文字は、真面目や知的さを表す意味として使われることがあります。
ゲームやアニメなど熱狂的なファンであることを指す「オタク」の意味として使うこともあります。

ニヤリと薄笑いしている絵文字は、得意げになっている時や悪だくみ、からかう時に使う意味として使われることが多いです。
他の意味として、秘密めいた気持ちや性的なニュアンスを含んで使われることもあります。

鼻から煙が出ている絵文字は、怒りや勝ち誇ったという意味を持っています。
決意がある時や相手に対してガッカリしたという意味として使われることもあります。

目の下にクマがある顔は、iOS 18.4に新たに追加されてた絵文字です。
疲れや寝不足の時に使われることがありますが、人によっては「眠たい」「ストレス」という意味として使われることがあるようです。
顔文字は自分の気持ちを表しやすいので、使う頻度があるかもしれませんね。
なんとなく「可愛い」「雰囲気的にこれでいいか」と特に意味を考えずに送っている方もいるはず。
もちろん会話の流れや親しい間柄であれば、伝えたい気持ちを汲み取ってもらえるでしょう。
しかし、実は別の意味があると考えると、相手に誤解を招かないために別の顔文字を使った方がいい場合もありますね!
絵文字の意味【ハンドシグナル】

絵文字の中にはハンドシグナルも豊富に用意されていますね。
なんとなく普段使っている絵文字が、実は海外では違った意味として捉えられることもあるのでメッセージ上だけでなく海外旅行でも気を付ける必要があるので覚えておくといいでしょう。

指先が上に向いている絵文字は、イタリアでよく使われるジェスチャーです。
「最高」「完璧」など誉める意味もあれば、「何言ってるの?」「呆れた」というネガティブな表現にも使われることがあります。
文脈によってポジティブさとネガティブさの意味合いが分かれる絵文字となります。

Fingers Crossedと呼ばれる絵文字は、「幸運を祈る」という意味として使われています。
英語圏では、相手の成功を祈る時に使われるポピュラーな表現ですが、ベトナムでは相手を侮辱する卑猥な表現になるため注意が必要です。

韓国アイドルが始めたポーズとして広がった指ハートは、「きゅん」「好き」という意味になります。
しかし、他の国では指先を擦るジェスチャーをすると支払いを要求する意味に変わります。
K-POPは世界中でも人気があるため、指ハートの認識をしている方は多くいますが、場合によっては金銭を要求されていると感じる方がいるということも覚えておきましょう。

人差し指と小指を立てた絵文字は、ロックやヘビメタなどの音楽シーンで使われるジェスチャーとなります。
「最高」「やばい」と言ったポジティブな意味が含まれていますが、一方では角を見立てた意味として捉えられ悪魔崇拝と関連付けられていることもあるようです。

先ほどの絵文字に親指がさらに立てられた絵文字は、「I Love You」の頭文字が表現されます。
アメリカの手話でも使われているサインで、家族や恋人など愛情を向けている相手に使われます。

アロハポーズとしておなじみのジェスチャーですね!
しかし、手の向きによって意味が違うことをご存じですか?
手の平を相手に見せる場合は、「こんにちは」「ありがとう」「またね」「気楽にいこう」などポジティブな意味があります。
絵文字のように手の甲を相手に見せる場合は、「元気?」「大丈夫?」「頑張ろう!」という意味にもなるのです。
また、アロハポーズ以外にも「電話」の意味にもなるため、文脈によって意味が変わってきます。

三つ又に分かれたハンドジェスチャーは、1996年から始まったSFテレビドラマ「スタートレック」に登場する「バルカン・サリュート」を意味します。
「長寿と繁栄を」という相手への敬意を示す意味として使われており、スタートレックを見たことがある人はこのジェスチャーを使うことがあります。

日本では「お願い」「ありがとう」「ごめんね」といった意味で様々なシーンで使われることがあります。
海外では、ハイタッチしている様子やお祈りを表現することもあります。
謝る時にこの絵文字を使うと、相手は「何喜んでるの?」とさらにややこしい状況になってしまうこともあるので気をつけなければいけません。

中指を立てたハンドジェスチャーは、「Fuck」など下品な言葉と共に、侮辱や怒りを向ける強いサインで多くの方が認識していますよね。
他にも性的な意味合いにも使われることがあるため、安易に使うことは危険です。
人差し指を遣おうとして間違って中指の絵文字を送らないように気をつけなければいけません。

ピースサインは写真撮影などでも多くの方が使いますよね!
楽しさや喜びを表現しているものになりますが、国によってはその意味とは異なる表現となります。
イギリスでは、手の平を自分側に向けることで、侮辱や挑発の意味となり、ギリシャでは、犯罪者に対して二本指で物を投げたことに由来して「くたばれ」という意味にもなるため、旅行などでは注意が必要となります。

OKサインとして広く知られていますが、実はこのハンドジェスチャーも国によっては注意が必要です。
フランスでは、ゼロを意味することから「無能」「役立たず」といった侮辱になります。
ブラジルでは、肛門や女性器を意味するものとなり、特に旅行の際には絶対に使ってはいけないと覚えておくといいでしょう。

ネイルの絵文字は、ほとんどの方がネイルや美容に関する話題に対して使います。
実は他にも「どうでもいい」「気にしない」という意味でも使われることがあります。
マニキュアを塗りながら真剣に答えていない様子をイメージすると分かりやすいかと思います。

下唇を噛んだ絵文字は、相手に魅力を感じている時や性的な意味を含めて使われることがあります。
また、悔しさや不安などといったネガティブな表現として使うこともあります。

舌の絵文字は、「おふざけ」「挑発」「冗談」と言った意味合いで使われることがあります。
しかし状況によっては、興奮状態や性的な意味合いを含めて使われることもあります。
ハンドシグナルは日常的に使うこともあるので、メッセージ上でも絵文字を使う方は多いでしょう。
日本での認識と海外では意味合いが全く違うことになるので、外国人の方とのメッセージやSNSの投稿など海外目線の意味を意識してみるといいですね。
また、日頃からつい出てしまうハンドシグナルなので、旅行に行く際にも要注意です!
旅行する国のハンドシグナルやジェスチャーなど、知っておくとトラブルを回避することができそうですね。
絵文字の意味【ジェスチャー】

ハンドジェスチャーの他にも体全体で表現するジェスチャーなどもあります。
これらも、日本で使われる意味と海外での意味でも違いがあります。

頬を指で指している表現なので、イタリアの「ボーノ(おいしい)」という意味かと思われている方もいるようですが、実はこの絵文字の本当の意味としては「聴覚障害」を表しています。

手を横にしている絵文字は、「こちらへどうぞ」など案内や手助けの際に使われるジェスチャーとして使用されることがあります。
海外では、髪をかき上げている様子を連想させるため、「どうでもいい」「私っていいでしょ?」という意味として使われることがあります。

腕を上げた絵文字は、質問や発言をしたい時、「やりたい」「参加したい」「任せて」といった時に使われる表現となります。
他にも「Hi」と挨拶として使うこともよくあります。

OKポーズとして広く使われることがありますが、海外では〇がOKの意味を示さないのです。
例えばテストでは正解であれば〇ではなく✔が使用されるのです。
海外の方がこの絵文字を見た時に「バレリーナ」と感じた方もいれば「やった!」と喜びを表現しているものだと捉えているようで面白いですよね。

日本では、謝罪やお辞儀として使われることがある絵文字ですが、海外ではお辞儀や土下座の文化が理解されないことがあります。
人によって捉え方がいろいろありますが、「物乞い」「疲労」「祈り」「腕立て伏せ」「性的な意味」なと感じていることもあるようです。

両手を挙げた絵文字は「I don’t know」という意味で広く知られているジェスチャーでしょう。
他にも「お手上げ」「どうでもいい」という意味にも使われるため、文脈によっては伝えている感情が異なります。

真っ赤なドレスで踊る女性は、ダンスやパーティのイメージとして使われることがあります。(男性バージョンも同様です)
踊っている様子から気持ちが高ぶっていることを表して「今日は楽しもう!」「出掛けよう!」という意味合いで使われることもあります。

男性が浮いている状態の絵文字は、「ジャンプ」の意味だけでなく様々な意味があるようです。
スーツを着ているため「ビジネスマンの出張」やビックリマークにも見えるので「驚き」や「マジック」、見方を逆にして「穴に落ちる」などとしてユーモア溢れる使い方をしている方もいるよう文脈によって意味が変わってくるので面白いですね!

妊娠中の男性の絵文字は、ノンバイナリーやトランスジェンダーを含む妊娠の選択肢として2021年に承認されています。
妊娠を表す時に使用することもありますが、食べ過ぎた時に「フードベイビー」や肥満を表す「ポッコリお腹」として自虐ネタや冗談で使われることがあります。
体全体で感情を表現するジェスチャーは、元々の意味をご存じの方も多いかもしれませんが、他にも違う意味があるということを認識しておくことで、送る側の意味と受け取る側の意味のズレを回避することができますね!
絵文字の意味【キャラクター・アイテム】

キャラクターやアイテムにも本来の意味とは別の意味合いとして使われることがあります。
なんとなく可愛さや雰囲気で使ってしまうと、気まずいことになってしまうかもしれません。

妖精の絵文字は、「可愛いらしさ」「魔法」「奇跡」といったポジティブな意味として使われることもありますが、海外では皮肉交じりの意味合いとして使われていることもあります。
ティンカーベルのキャラクターを知っている人はイメージがつくかもしれませんが、いたずらや意地悪をするシーンがあるため「可愛いね!」の後に使用している場合、本心では「可愛くない」と表現していることがあるのでちょっと怖いですよね。

ピエロの絵文字に対して、日本人は面白さやサーカスを連想させるかと思います。
英語圏ではピエロを使用する場合、「愚か者」「まぬけ」といった相手をバカにしている時や自虐ネタで使われることがあります。
基本的に冗談で親しい間柄で使われることがあるため、関係が深くない人に使うとかなり失礼な表現になってしまうのです。

悪魔の絵文字は、海外では悪魔の意味だけでなく「いたずら」「企み」などを含んで使われることがあります。
他にも性的な意味にも使われることがあり、「遊ばない?」「家にこない?」の後に悪魔の絵文字がある場合は性的欲求を示す意味にも繋がっているので注意しましょう。

うんちマークの絵文字は、見た目のままの意味を成しますが、スラングでは「Shit(クソ)」「Crap(くだらない)」という意味として使われることがあります。
下品な言葉になるため、親しい間柄で「最悪!」「くそうざい!」と冗談交じりに使うことが多いようです。

単なるキャップも海外では、「嘘つき」という意味として使われる絵文字です。
1990年代のアフリカ系アメリカ人がスラングとして、嘘つきや誇張して自慢する人に対して「to cap」と使用していたことから由来されます。
親しい間柄で使われることが多く、日本語で言う「嘘つけ~!」「盛り過ぎ!」的な感じで使うことが多いようです。
見た目の可愛らしさからなんとなく使ってしまうキャラクターやアイテムなども、時として受け取る側にとっては不快感を与えてしまうことがあります。
あまり使う頻度がないとしても、頭の片隅に入れておくといいですね。
絵文字の意味【ハート】

ハートは愛情や嬉しさ、楽しさなどを表現する時に使われることがありますよね!
実は、ハートの「色」には様々な意味合いが込められているようです。
国や文化などによって考え方が異なりますが、もしハートをよく使うことがあれば送る相手や文脈を少し意識してみるといいかもしれないですね!

赤のハートは、「情熱」「愛情」という意味を持ちます。
異性や友人、家族などに送ることが多いかもしれませんが、場合によっては友達だと思っている異性に赤のハートをつけると相手が勘違いすることもあるかもしれません。
また、好きな相手に対して赤いハートを使い過ぎると軽く思われて、本気度が伝わらないこともあるのでうまく絵文字を使い分ける必要もあるかもしれません。

ピンクのハートは、「優しさ」「可愛さ」「恋心」などの意味になります。
赤いハートよりもカジュアルに使うことができます。
赤はLove、ピンクはLikeというイメージに近く、赤のハートを使うにはまだ抵抗がある時にピンクを代用してもいいかもしれませんね。

オレンジのハートは、「友情」「親しみ」などの意味を持ちます。
恋愛感情というよりも、友情や仲間という気持ちが伝わります。
友達感を向けている、すなわち「異性として見ていない」という意味になってしまうので、好きな相手には送らない方が良さそうですね。

黄色のハートは、「友情」「楽しさ」などの意味があります。
明るくポジティブな気持ちを表すことができ、友達などに向けてカジュアルに使うことができます。

緑のハートは、「癒し」「平和」などの意味があります。
環境意識やナチュラルさのイメージがある一方、「嫉妬」などのネガティブな意味合いとして受け取られてしまうこともあるようです。

青のハートは、「信頼」「冷静」など落ち着いた気持ちを表します。
広い空や深い海のように、友達や家族など尊敬や信頼関係を持つ人に向けて送ることができます。

水色のハートは、「爽やかさ」「安心感」などの意味があります。
青いハートよりも、透明感のある愛情を表すことから気になる相手に向けて送っても良いでしょう。

紫のハートは、「神秘的」「ロマンチック」などの意味があり、大人っぽさを感じさせます。
ただし、「大人な関係」「性的な魅力」といったイメージを捉えられることもあるため、使う相手には少し気をつけた方が良さそうです。

茶色のハートは、「安定」「信頼」などの意味があります。
ただし、肌の色に関連させるイメージとして受け取られることがあるため、送る相手や文脈に配慮が必要となりそうです。

黒色のハートには、「嫌い」「悲しみ」「強さ」などの意味があります。
失恋や喪失感などの暗く重い気持ちを伝える時、「嫌い」「会いたくない」という相手に対する否定的な気持ちを伝える際にも使われることがあります。
また、ブラックジョークとして、皮肉交じりなメッセージにも使われることもあります。

グレーのハートは、「落ち着き」「上品」「哀愁」「失望」などポジティブ・ネガティブと様々な意味があることから、文脈によって使い分けが必要となります。

白のハートには、「純粋」「無垢」といった意味があります。
その一方で、「終わり」「空虚」といった過去や別れを連想させる意味としても使われることがあります。
ハートの色によってもこんなに意味合いが違うのかと、驚きますよね!
恐らくほとんどの方が意味を意識せずに使うことがあるかと思います。
ちょっとした話題のネタにもなりそうですよね!
絵文字の意味【食べ物】

「食べ物の絵文字に何があるの?」「そのままの意味でしょ?」と感じる方もいるかと思います。
海外では、食べ物の絵文字にも裏の意味合いが込められることがあるのです。
また、「この食べ物何?」「どこの国のもの?」と知らない食べ物に対して知りたい方もいるかもしれないので、食べ物についても紹介しますね!

じゃがいものは本来の使い方以外に、英語圏では「Couch potato」といって、ソファーでダラダラしている人を意味します。
じゃがいもの丸っこい印象から「怠惰な人」「外見が劣っている」など人をからかう時や侮辱する時にも使われることがあるのです。

アボカドの他の意味として、海外では人気が高いがゆえに「定番」「ありきたり」という意味でネガティブな言葉として使われることがあります。
ポジティブな意味として使われることもあり、半分に切ったアボカドの見た目からカップルや友人同士で「相性がいい」という表現にもなります。

レモンの絵文字には、スラングとして「欠陥品」「価値がない」という意味として使われることがあります。
中古車のことを「Lemon car」と呼ぶことがあり、見た目はいいけど食べると酸っぱく期待外れだったということが由来のようです。

ピーナッツには別の意味として、英語の「Nuts」が「クレイジー」「イカレている」などのスラングとして使われています。
他にも、「取るに足らないもの」「わずかな金額」というネガティブな意味として使うこともあれば、ポジティブな意味合いとして子供への愛称としてピーナッツを使用されることもあるのです。

唐辛子の絵文字は、辛さの表現や激辛料理の話題という意味以外「スパイシー」という印象から恋愛関係や刺激的な出来事に対して使われることがあります。
強い情熱やエネルギーさとして表現されることもあります。

バナナの絵文字の意味以外に、バナナの皮で滑ることから「予期しない失敗・事故」を表すことがあります。
複数形のBananasになると、「クレイジー」「バカげた」という意味として使われることがあります。
他にも男性器をイメージさせることから、下ネタやジョークで使われることもよくあります。

ナスの絵文字をSNS上でも見かけることがあるかもしれませんが、男性器を連想させるため、性的な意味合いで使われることがあります。
FacebookやInstagramなどのSNSで性的発言としての使用を禁止されているものの、まだまだ見かけることが多いのが現実です。

桃の絵文字には、見た目の印象から「お尻」としてよく使われることがあります。
性的な意味合いで使われることが多く、お尻の他にも女性器として使われることがあり、ナスの絵文字と合わせて使う場合はかなり直接的な表現になります。
他には「一生懸命働いた」「死ぬほど頑張った」という意味として「I worked my butt off all day」という表現がされます。
Buttsがお尻という意味となるため、桃の絵文字が使われるのです。

さくらんぼには、本来の意味とは別に3つの裏の意味があります。
一つ目は、スロットやゲームでも登場することから「ラッキー」「特別感」などを表すことがあります。
次に、二つの実が一緒にあることから「カップル」「友情関係」などとしての意味としても使われることがあります。
三つめは、性的な意味合いとして、「胸」を指すことやCherryという英語から「童貞」を指すこともあります。

この絵文字何?って思った方いませんか?
この絵文字は、「タマル」といって、メキシコや南アメリカなどの伝統的な料理の絵文字となります。
とうもろこしの粉にラードを混ぜた生地に、肉や野菜などを包み、バナナの葉などで包んで蒸した料理です。
日本でいう、ちまきみたいなものですね。

この絵文字は「ファラフェル」という料理で、ひよこ豆にハーブなどを丸めて混ぜて揚げた中東発祥のコロッケに近いものです。
ベジタリアンやヴィーガンの方にも注目されている料理です。

フォーチュンクッキーは、中におみくじが入った空洞のクッキーで知っている方も多そうですね。
アメリカで広く知られているため、海外発祥と思いきや実は日本の辻占煎餅がルーツなのです。
アメリカの中華料理店で提供されることが多いですが、中国本土にはない文化のようです。

月餅はご存じの方も多いかもしれませんね!
ムーンケーキやユエビンとも呼ばれる中国の伝統的なお菓子です。
中秋節に食べる習慣があり、蓮の実や小豆などの甘い餡にアヒルの塩漬け卵などが入っています。
定番のものも愛されていますが、現代的にアレンジされ、抹茶やチョコレートなどもありますよ!
もともとは月を祭るためのお供え物でしたが、今では家庭円満を願うことやお世話になっている人への贈り物としても重宝されています。

食べ物系の絵文字の中に白い箱があるけど、何?と思った方もいるかもしれませんね。
中国の建物が描かれているテイクアウト用の紙の箱で、オイスターペールとも呼ばれます。
海外の中華料理店でよく使われていますが、日本にも同じようなものが結構ありますね。
食べ物の絵文字なのに別の意味が込められて絵文字として使われていることに驚かれた方もいるでしょう。
外国人とのメッセージのやり取りやSNSなどでもよく使う絵文字に対しての意味が理解出来て納得されたのではないでしょうか?
また、馴染みのない食べ物に対して「なんだろう?」と感じていた方もいるかもしれませんね。
メッセージを打ち込むときに絵文字がはっきり分からないものもあったかと思うので、疑問がすっきりしたと感じて頂ければ嬉しいです。
絵文字の意味【天気】

天気系で使われる絵文字にも、海外では別の意味が込められていることがあります。
使い方を間違えてしまうと、相手に不快感を与えてしまうものがあるのでもし使うことがあれば気を付けて下さいね!

炎の絵文字には、本来の意味以外にも多くのシーンで使われることがあります。
「暑さ」や「辛さ」などとして表現されることもあれば、「盛り上がっている」「最高」という意味としても使われます。
また、魅力的に感じる人に対して「Hot」という意味として向けられることもあります。

結晶の絵文字には、雪や冬を意味することがありますね。
海外では、「繊細な人」「過敏な人」を指すスラングとして使われることがあります。
少しの刺激や批判に過敏に反応する方や人の意見を受け入れない方を指すので、天気のこと以外に使うのは誤解を招くことがあります。

新月の絵文字には、「始まり」を表すことや天文学的な文脈にも使われることがあります。
意味深な表情を感じられることから「不満」「ブラックジョーク」「企み」などを表す時にも使うことがあるようです。

虹の絵文字には、本来の意味以外に「LGBTQ+」の象徴として使われています。
様々な色が多様性を表していることから用いられているのです。
意味を知らずに使ってしまうと誤解を生む可能性もあるので覚えておくといいでしょう。

ダッシュの絵文字は、急いでいる時などに使われることがあると思います。
別の意味では「喫煙」「おなら」として使われることがあります。
言われてみれば納得できますが、絵文字に対する捉え方は様々あって面白いですね。

汗の絵文字を「謝る時」や「焦っている時」に使う方は多くいるかと思います。
海外では、射精の意味として若者に下ネタとして使われていることがあるのです。
謝りたい時や焦っている時には顔に汗がついている絵文字などを使わなければとんでもない誤解を招くことがあるのです。
実際にSNS上で別の意味として使っているコメントを見たことがありますが、皆さんはいかがですか?
絵文字に対するイメージがこれほどにも違うことに面白みを感じたり、驚きを感じたりされた方も多いでしょう。
使う絵文字一つで誤解が生じることがあるため、使い方や伝え方には気をつけなければいけませんね。
絵文字の意味【動物】

可愛い動物の絵文字を使う方もいますよね?
雰囲気的に可愛く見えるから意味を特に考えずに使うこともあるかもしれません。
海外では、その動物のイメージから別の意味としてメッセージを伝えることがあります。

世界遺産の日光東照宮にある「見ざる聞かざる言わざる」の三猿は世界的にも有名です。
本来の意味は「子供には悪いことを見せない、聞かせない、言わせない」とし、良いものを吸収して素直に育つようにという意味があります。
絵文字の「見ざる」には、見た目のイメージから「恥ずかしい」「見たくない」「見ていられない」という意味として使われることもあるようです。

「聞かざる」には、本来の意味以外に「恥ずかしい」「どうしよう」「やばい」「信じられない」など感情を表す際に使われることがあります。
確かに言われてみるとそんなジェスチャーにも似た様子なのかなと思いますね!

「言わざる」には、別の意味として「やばっ」「まじで?」「秘密」などの意味で使われることがあります。
口を覆う顔の絵文字は他にもありますが、可愛らしい猿の絵文字を代用してコミュニケーションを楽しまれているのでしょう。

ヤギの絵文字がメッセージに使う登場回数はあまりないかもしれませんが、英語圏では「史上最高」という誉め言葉として使われます。
Greatest Of All Timeの頭文字がGOAT、つまりヤギとなるわけです。

蝶々の絵文字は華やかなイメージがありますが、英語では「I have butterflies in my stomach」=「緊張して落ち着かない」状態として使われる言葉があります。
緊張や落ち着かない時、胃がモヤモヤしたり、キリキリすることがあるかと思います。
蝶々が胃の中で舞っていることで内側から刺激されているイメージがこの意味となるのです。

ヘビの絵文字には、英語のスラングで「Snake」が「裏切者」「ずるい人」などネガティブなニュアンスとして使われることがあります。
相手がヘビや爬虫類が好きな相手だったとしても、ヘビの絵文字をつけてしまうと嫌味に捉われたり、傷つける可能性があるので注意が必要です。
ポジティブな意味合いを持つ動物の絵文字であれば、あまり気にする必要はなさそうですが、場合によっては違う意味として捉えられてしまうこともあるので頭の片隅に意味合いをいれておくといいかもしれないですね!
絵文字の意味【アイコン】

記号やフラッグなどのアイコンにも、違った意味として使われることがあります。
あまりなじみのない絵文字もあるかもしれませんが、面白い発見があるかもしれません。

WCの絵文字は、日本人なら「トイレ」をイメージするかと思います。
WCはWater Closetの略ですが、日本独自の表現となり、海外では使われることがありません。
英語圏では「Women Crush」=「女性が憧れる女性」や「Water Cooler」=「飲料水用の冷水器」と全く別の意味になるのです。
「WC行ってくる」と伝えても、相手は「どういうこと?」と意味が分からないのです。

男性と女性のシンボルマークが重なった絵文字は「トランスジェンダー」のシンボルとして2020年に登録されました。
トランスジェンダーの当事者が、自分のアイデンティティを表すためにプロフィールなどに使うことがあります。

「I Am A Witness」という、AppleやGoogleなどが協賛しているキャンペーンアイコンで、「目撃者」「見ている」「証人」という意味として使われます。
吹き出しの中に目がある絵文字は「いじめ防止キャンペーン」と共にリリースされています。

虹色のフラッグは、先ほど虹の絵文字でも紹介した「LGBTQ+」の象徴と同じ意味として使われます。
世界各地で行われている「プライド」のイベントで虹色のフラッグが掲げられています。
プロフィールなどにも虹色のフラッグをつけて、自身のアイデンティティを表現している方も見かけることがあるかと思います。

パステル調でピンクと水色、白の旗は可愛らしい印象だからと使う方もいますが、「トランスジェンダーフラッグ」といいます。
水色とピンクには、自分の性別とは異なる性自認を持つ方の象徴、白には性別を移行中の方や男女の枠に当てはまらない方の象徴として表現されています。
アイコンの絵文字の種類が多いので、全てを使い分けて使うということはあまりないかもしれませんが、本来の意味を理解した上で使用する必要があります。
なんとなく見た目が可愛いからという理由で使うと、誤解を招いてしまうこともるので意味を知ることも大切ですね!
絵文字の意味【文化・宗教】

日本以外の文化や宗教にまつわる絵文字も豊富にあります。
「これどこの国のものだろう?」「どういう意味なんだろう?」と知りたい人もいるかと思うので、いくつか紹介していきます。
他の絵文字も気になったら調べてみると面白い発見があるかもしれませんね!

赤い封筒に福の文字がある絵文字は、中国の旧正月(春節)などに使われる紅包(ホンバオ)と言われるものです。
日本でいう、お年玉袋やポチ袋、と同じようなものです。
「お金持ちになれるように」「幸せになれるように」など幸運やお祝いを願うメッセージと共に相手に渡します。
中国では赤色が最も縁起がいいと考えているため、赤が良く使われていることがあります。

茶色い器にろうそくが灯る絵文字は、「ディアランプ」「オイルランプ」と呼ばれるものです。
主にインドなどのヒンドゥー教のお祭りに使用されるもので、器の中にオイルを入れて祈りを捧げます。
お祭りだけでなく、普段から家の中や玄関などにも置いて飾る習慣もあります。

カラフルな星のような絵文字は「ピニャータ」と呼ばれる、メキシコなどでお祭りに使われるものです。
紙製のくす玉で、中にはお菓子やプレゼントなどを詰めており、上から吊るして目隠しをした人が棒で叩き割ります。
たたき割って悪いものを追い払うという意味があるお祭りで、様々な形のピニャータを作って楽しんでいます。

青色の目のような絵文字は「ナザール・ボンジュウ」と呼ばれるトルコのお守りです。
青色、水色、白と目が描かれ、災いなどをはねのける魔除けのようなものです。
時にお守りが割れたり、ヒビが入ると身代わりになってもらえたとポジティブに捉えられることもあります。
トルコ旅行やトルコの雑貨ショップなどで必ずあるので、お守りとして購入してみてもいいですね!

青い手に目が描かれた絵文字は「ハムサ」「ファティマの手」と呼ばれるお守りです。
主に中東や北アフリカなど、イスラム教やユダヤ教など複数の宗教とかかわりを持ち、「邪視から身を守る」「幸運」「愛」「富」などを象徴しています。
民族系の雑貨ショップでアクセサリーを見かけたり、ステッカーやタトゥーなどどこかしらで見かけることがあると思います。

ヘビが巻き付いている絵文字は「アスクレピオスの杖」と呼ばれるもので、医療や医術の国際的な象徴とされています。
ギリシャ神話の中で医学の神である「アスクレピオス」が診察中に彼を驚かせたヘビを杖で殺してしまい、他のヘビが死んだヘビに薬草を含ませて蘇生させたことから、杖に巻き付いたヘビをシンボルとしたのです。
WHO(世界保健機関)や救急車などの車体、救急救命士の胸章などにも使用されています。
各国様々な文化や宗教概念があるため、全てを完全に理解するのは難しいかもしれませんが、歴史や文化に興味がある方は他の絵文字についても調べてみるのも面白いかもしれませんね!
旅行などに行ってみると「あ、これ絵文字と同じものだ!」と出会うチャンスがあるかもしれないですね。
ちょっとした話題の小ネタにもなりそうですね!
まとめ
普段何気なく使っている絵文字でも実は違った意味があることに驚かれたかもしれませんね!
全てを紹介しきれていないので、他にも知りたいものがあれば本来の意味と別の意味を調べてみるのも良いですね!
外国人とのメッセージやSNSでの投稿などで気をつけなければいけないこともありますし、日本人が持つイメージを相手に知ってもらうのも相手にとっても新しい発見となるでしょう。
恐らくこの先も新しい絵文字がリリースされるかもしれないので、その時はまた更新していきますね!
