穏やかな人や優しさに溢れていた人を見ると、「温かい家庭で育ったのかなぁ?」なんて思うことはありませんか?
人格を形成するにはやはり家庭環境が大きく影響するといっても過言ではないでしょう。
この記事では、温かい家庭で育った人の特徴や家庭環境について解説しています。
良い一面だけでなく意外な欠点についても深掘りしてみました。
温かい家庭で育った人の特徴
では、さっそく温かい家庭で育ったと感じる人の特徴についていくつか例を挙げました。
周りにいる人で多くのことが該当する方は、温かい家庭で育ってきたのではないでしょうか?
素直でポジティブ
いつも素直で明るい印象を持つ人は、家庭環境が良かったかもしれませんね!
どんな時も基本的にポジティブ思考で、周りも明るくさせてくれる雰囲気があるのではないでしょうか?
温かい家庭で育ったからこそ、精神的な安定があるのでしょう。
そんな人柄だからこそいつも周りに人がいるなんてこともあるかもしれませんね!
優しく思いやりがある
温かい家庭で育ってきた人は、周りにいる人はもちろん他人にも優しく思いやりある行動をすることが挙げられるでしょう。
困っている人を見ると自然と手を差し伸べたり、一緒にやろうと協力的なところもあるかと思います。
愛情をしっかり与えられてきているからこそ、穏やかな気持ちを持ち合わせ、人が嫌がることや発言をすることがほとんどないのではないでしょうか?
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高いというところも特徴になるかもしれませんね!
家庭内での会話が多いことで、おしゃべりが好きだったり、豊富な知識を持ち合わせていることもあるでしょう。
自分の話ばかりではなく、人の話を聞くことも好きで会話が長く続くことや、持ち前の明るさで初めて会った人ともすんなり仲良くなれるといったこともあるでしょう。
自己肯定感がある
温かい家庭で育ってきた人は、自己肯定感が高いといった特徴もあるようです。
親から褒められることやポジティブな言葉を多く投げかけられていると、思考が前向きになり自信を持つことができます。
仮に嫌なことがあったとしても悲観的になったりせず、「なんとかなる!」「自分なら大丈夫!」と切り替えもうまくできるのです。
甘えん坊
ちょっと甘えん坊な一面を持ち合わせているといった特徴も挙げられるかもしれませんね!
家庭内で一人ぼっちで過ごす時間よりも家族で過ごすことが多かった為、誰かといることに安心したり、人の意見を求めるといったところもあります。
一人で何かをするよりも、みんなでしたいという気持ちが強い所も家庭内の絆が強かったからなのかもしれません。
どちらかというと一人行動は苦手
甘えん坊な一面と重複するところがありますが、一人行動が苦手というところもあります。
一人で食事や一人旅などに対して寂しさを強く感じることもあります。
できないというわけではありませんが、できることなら誰かと過ごしたいという思いがあるので自然と誰かを誘っているなんてこともあるでしょう。
家族の話をする
家族の話をする人は温かい家庭で育ってきた人かと思われます。
年齢を重ねていくと家族の話をすることに恥ずかしさを感じる人やプライベートなことは隠したくなるといった人もいるでしょう。
ただ、家族に対してい愛情が強い人は「この前家族と○○に行ってきてね~」「うちの弟ってさ~」なんて家族の話を当たり前にします。
そんな話を聞くと仲のいい家族だなぁ、家族思いな人だなぁと感じますよね!
家族との時間も大切にしている
家族との時間を大切にしている人は温かい家庭で育ってきた人でしょう。
遊びに誘ったら「ごめん、その日は家族と予定があって…」と断られたり、「おばあちゃんの誕生日がもうすぐあって何あげたらいいかなぁ?」なんて家族イベントでの相談があったりなんてこともあるでしょう。
家族で出掛けることやお祝い事をするのが頻繁にあるのは、間違いなく仲のいい証拠ですね!
愛情表現をはっきりする
温かい家庭で育ってきた人は、愛情表現が素直でストレートなところもあるようです。
友達や恋人に対して自然とハグをしたり、「こういうとこすごい好き!」なんてはっきり行動や言葉で表します。
ストレート過ぎて言われた側のが恥ずかしくなってしまうくらいの表現力がありますが、心から自分のことを思ってくれているんだなと嬉しくなりますね!
理想の家庭像がある
自分の家庭環境がベースとなる人もいますよね?
温かい家庭で育ってきた人は、自分が育ってきた環境のような家庭を築きたいという理想を持っていることもあります。
「旦那さんにするなら○○な人がいいなぁ」「子供が生まれたら○○させてあげたいなぁ」なんて楽しそうに想像しながら発言をよくしているかもしれませんね。
温かい家庭で育ってきた人は、愛情や優しさ溢れる印象がありますよね?
周りにいる人も自然と笑顔にさせ、幸せな気分にさせてくれるでしょう。
だからこそ人間関係も良好なことも多いかもしれませんね!
温かい家庭とはどんな環境?
家庭環境はそれぞれあり、なかなか普段の様子を伺うことができないこともありますが、温かい家庭とはどんなことが挙げられるのでしょうか?
会話が多い
良い家庭環境の代表として、会話が多いということが挙げられますよね!
親、兄弟姉妹、祖父母と仲もよく、ちょっとした会話から相談事まで何でも話しているなんてこともよくあるようです。
もちろん時にケンカすることがあっても、すぐに仲直りできるでしょう。
朝食や夕飯を一緒に過ごしたり、自分の部屋にばかりでなくリビングで家族団らんすることもよくあるのです。
旅行やイベント事を大切にする
家族旅行や誕生日、イベント事を大切にしてきた家庭環境も挙げられますね!
仲がいいからこそ家族で過ごす時間も大切にしているのです。
ちょっとした買い物も「私も行く!」なんてよくあることでしょう。
たくさんの思い出が温かい家庭により一層させるのですね!
両親が仲が良い
両親が仲が良いことも大きな影響があるでしょう。
両親の夫婦仲が良いことで、家庭内も明るく円満になるといえるでしょう。
両親だけでなく、両家の親同士、嫁姑問題など関係性が良いことで嫌な感情や空気が漂いにくいでしょう。
ちょっとした空気感に子供も敏感になりますし、影響があることによって性格や考え方に差が生まれることがあるでしょう。
優しい言葉やポジティブな言葉が多い
家庭内での会話に優しさやポジティブさが溢れていることも特徴でしょう。
言霊という言葉があるように、いい言葉も悪い言葉も周りに連鎖させる力があります。
優しさや明るさのある言葉が飛び交っていれば家族仲や人格も同じようにいい影響を与えます。
逆に言うと、言葉が乱暴だったり不満や愚痴が多い家庭では、家庭内環境も悪く、冷たい人間性や攻撃的な人格になってしまうなんてこともあるのです。
子供の意見も尊重する
温かい家庭は親の意見だけでなく、子供の意見も尊重する考えを持ち合わせていることもあります。
親の意見や決定権が強いことで、我慢や不満が溜まることもありますが、子供の意見や気持ちを汲み取ることで自己肯定感も上がり前向きになりやすくなります。
親子間での信頼関係があることで、尊重や信頼感も高まり、他人に対しても同じように広い視野を持つこともできるのです。
様々な学びや経験させた
幅広い学びや経験をさせられるのも良い環境だといえますね。
様々な興味を持てることや経験により、視野や価値観が幅広くなり豊かな人間性になるでしょう。
自発的に挑戦する気持ちやみんなで何かをやり遂げる団結力などが自然と身についていきます。
家庭内が温かいからこそなんでもやってみようと前向きなチャレンジ精神も育んでいくのです。
金銭的余裕がある
金銭的余裕があることも精神的な余裕に繋がることがあるでしょう。
もちろん、裕福な家庭だけが温かいということでは一概には言えませんが、ある程度の余裕があることで様々な学びや経験をさせることができますよね。
温かい家庭環境の基本は明るく前向きで笑顔が絶えない環境と言えますね!
そんな家庭で育ったからこそ、優しい人柄や明るい性格となり周りにもいい影響を与えるのでしょう。
真逆の環境だとどんな違いがある?
温かい家庭環境について解説しましたが、では真逆な環境だった場合とどんな違いが出るのでしょうか?
会話が少ない、両親が不仲、愚痴や不満が多いなどがあると人柄にも悪い影響が出ることもあります。
否定的な発言やネガティブな発想
会話が少なかったり、親が厳しすぎたりすることで家庭内でストレスが溜まり前向きになることが少なくなります。
そういったことから否定的な発言やネガティブな発想が多く出てしまうことがあるでしょう。
人に優しくできなかったり、愚痴や不満が自然とこぼれてしまうなんてこともあるのです。
感情的になり過ぎる
ストレスが多く溜まることで感情的になるなんてこともあります。
もちろん楽しいことや明るい時もありますが、怒りっぽかったり、悲観的だったり気分の差も激しくなりやすく周りを振り回してしまうなんてこともあるかもしれません。
なんとなく笑顔も少なかったり、イライラした雰囲気を感じることもあるでしょう。
人間関係で揉め事が起きる
感情のバランスが悪いことで人間関係がうまく築けなかったり、人の気持ちを考えることができずトラブルを起こしてしまうなんてこともあるでしょう。
家庭内でもケンカや言い合いがあったりもするので、コミュニケーションの取り方がうまくできない、どうしていいのか分からないなんて気持ちにもなるのでしょう。
自己中心的になる
家庭環境が悪いと我慢をすることも多く、限界を超えるとわがままになったり、自己中心的な発言や行動をすることもあります。
自分の思い通りにいかないイライラやモヤモヤがそうさせてしまうのでしょう。
ただそんな姿勢でいると自然と人と距離が出来たり、嫌われて孤立するなんてこともあるでしょう。
精神的に不安定
自分の意見を表現できる人もいれば、親の目を気にし過ぎて自分の殻に閉じこもりがちになってしまうなんて人もいます。
蓄積したストレスによってパニック症状やうつ症状のような精神的に不安定になることもあります。
家の中でも外でも自分らしくいられないことで、コミュニケーションの取り方や自分の思いをうまく出すことがしにくくなってしまうのです。
やはり家庭環境によって大きな差が出ることもありますね!
もちろん必ずしも全ての人がそうなるわけでもありませんし、家庭環境を自分で理解し反面教師として他人には優しくしよう、自分が幸せになる為の方法を見つけられる人もいます。
温かい家庭で育った人にも欠点がある?
温かい家庭で育てば全て順風満帆なんだろうと羨ましく感じる方もいるかもしれませんが、意外とそうでもない所もあるようです。
人に甘えやすい
家族仲も良く、常に誰かと過ごしていることで自然と人に甘えやすくなるというところもあります。
一人で何かを決めたり行動することよりも、みんなで決めたい、得意なことは得意な人に任せて引っ張ってもらいたいなんて考えもあることがあるようです。
親や兄弟姉妹が積極性があったりする家庭だと得に甘えやすい性格になります。
素直に甘えられることはいいですが、時と場合によってはその甘えが嫌だなと感じる人もいたり、甘え癖が抜けずに自立しにくいといったところも欠点になるようです。
過保護・干渉的になりやすい
親が何でも聞いてくれたり、手を掛けるタイプだと自然と人に対しても同じように過保護・干渉的になることもあるようです。
優しさがゆえに人に手を掛けたくなるのですが、相手にとっては余計なお世話やお節介に感じることもあるのです。
親が口うるさかったり、指図することが多いと感じる家庭で育った方にとっては迷惑になるのでいい印象にならないなんてこともあるのです。
また恋愛においても、相手にとっては束縛のように感じてしまうなんてこともあるのでケンカの原因になるなんてこともあるみたいです。
否定的な言葉やネガティブな言葉に敏感
家庭内で強く怒られたり、否定されることが少なかった場合、友達や恋人、職場の人から否定的な言葉やネガティブな感情をぶつけられるとうまく対応が出来なかったり、ひどく落ち込んでしまうなんてこともあるようです。
基本的に温かさのある言葉に囲まれてきていたので、免疫がなく深く捉えすぎて敏感に感じてしまうのでしょう。
決断力が弱い
親が率先していたり、家族会議をしてみんなで何かを決めることが多い家庭環境で育った方は、決断力にかけるといったこともあるようです。
なんでもみんなで使用という概念がある場合、「任せるね!」と言われても困惑してしまうこともあります。
一人で考えたり行動することが少なかったせいで、結局人の力を必要とすることがあるので周りはモタモタする姿にイラっとしてしまうなんてこともあるようです。
マザコン・ファザコン
家族仲が良いからこそ親への愛情も深く、本人はそれが当然だったとしても周りからはマザコン・ファザコンのイメージができあがることもあるでしょう。
親を大切に思う気持ちは素晴らしいことですが、時に親の言うことを優先させたり、親と相談するなんて発言があると引いてしまう人もいます。
また、付き合っている時や結婚後にも親の発言が多いことで関係性がこじれるなんてこともあるようです。
温かい家庭で育つことで本人の自立心の欠如や周りからのイメージなど欠点となることもあるようです。
どうしても自分の家庭環境が基準になってしまうので、仕方のないことですがあまりにも自分の感覚や考えを押し付け合ってしまうと関係性にズレが生じる可能性もありますね。
まとめ
温かい家庭で育った人の特徴はいいことばかりが多く、自分自身がそうでなかった場合羨ましく感じることもあれば、考え方の違いに驚くこともあるでしょう。
ただ、多くの人はあまり悪い印象を抱かないことが多いので、温かさのある家庭を築いて子供にも優しい気持ちや広い視点を持って欲しいと思う方も多いのではないでしょうか?
幸せになる為には明るく前向きな言葉や行動が一番の近道になるかと思いますし、今からでも人の良い部分に注目して意識して行動してみるだけでもちょっとした変化を生み出すこともできるでしょう。