仲が良いと思っていた人がなんとなく最近連絡してないな、会ってないなと感じたらフェードアウトされているのかもしれません。
この記事では人間関係で起こるフェードアウトの意味についてご紹介したいと思います。
「なんとなくいなくなる」「自然消滅」など、友人・恋人・職場など様々な人間関係で起こる状況やフェードアウトする人の特徴や心理についても解説しています。
一度この記事を見て振り返ってみて下さいね。
シーン別:人間関係で起こるフェードアウトとは?
人間関係で起こるフェードアウトについてシーン別に分けて紹介したいと思います。
もしかしたら、「あっ、こんなことあった!」と言うことを感じる方もいるかもしれないですね。
友人関係
友人関係の場合、こんなフェードアウトでしょう。
・会う回数が徐々に減って、最近は一切会っていない
・こまめに連絡を取っていたのに返信が遅くなったり、連絡が来なくなった
・数人で集まっていて気づいたらいなくなっている
・グループLINEで会話に入らなくなっていつの間にかグループから抜けていた
・SNSのアカウントフォローを外され、アカウントもなくなっていた
恋愛関係
恋愛関係におけるフェードアウトはこのようなことではないでしょうか?
・連絡やデートする回数が減っていつの間にか音信不通
・遠距離恋愛でお互い忙しかったりで自然と連絡しなくなった
・LINEの既読がつかない
・ケンカきっかけで連絡がパタリとなくなった
仕事関係
仕事においてフェードアウトはこのようなことでしょう。
・休みがちになって連絡が取れなくなりそのまま退職となった
・仕事後の食事やの飲み会に参加していなかった、もしくはいつの間にか帰っていた
・取引先との取引頻度が徐々に減ってきた
シチュエーションを見て、身に覚えのある人もいるかもしれませんね。
それぞれのシーンで共通するのが、「何も言わずにいつの間にかいなくなっている」ということです。
フェードアウトされた側としては寂しく感じたり苛立ちを感じる人もいるでしょう。
どんな心理状況でフェードアウトしていくのか、特徴も気になりますね。
フェードアウトする人の特徴
フェードアウトする人には、いくつか特徴があるようなのでご紹介します。
自分の本音を言わない
日頃からあまり自分の意見をハッキリ言わないタイプはフェードアウトしやすい特徴があります。
周りからしたら何を考えているのか分かりにくいのですが、本人は色々と考えがあり我慢していることもあるようです。
ただ、相手を傷つけるようなことは言わずに去るので周りも「何があったの?」と感じることが多いでしょう。
優柔不断な面もあるので、人の意見に流されやすかったり意見や気分がコロコロ変わるタイプもフェードアウトする傾向に繋がりやすいようです。
揉め事を避ける
人とケンカしたり言い合ったりすることが苦手で、常に揉め事から避けるタイプはフェードアウトしやすい特徴として挙げられます。
本当の気持ちや意見を言うことで、人間関係がややこしくなるくらいなら何も言わずに去った方が楽と考えやすいようです。
面倒くさがり屋
人間関係において面倒くさがりの人も、面倒くさいと感じるとしれっと立ち去ることがあります。
揉め事など自分にとってデメリットになることから避けて過ごすこともあり、楽な方向に行こうとします。
損得勘定をする人
損得勘定する人もフェードアウトしやすい特徴です。
自分にとって損や害になると思う人と判断すると付き合うことをやめて、特になることや人の方に身を置こうとします。
自己中心的な考えがあるので、周りの気持ちなどは考えないタイプが多いでしょう。
ドライな人
人間関係に対してドライな人もフェードアウトする傾向があります。
人を見下していたり、面白くない空間にいてもつまらないと感じている為、何も言わずに立ち去ります。
思いやりの精神など人に対して向けることがなく、冷静に淡々と過ごすので割と一匹狼タイプに当てはまりやすいでしょう。
優しい人
意外と優しい人もフェードアウトすることがあります。
優しいからこそ相手を傷つけないように日頃からにこやかに振る舞っていますが、実は内心ではストレスを抱えていることもあります。
限界が来てしまうと、徐々に離れていき自然と雲隠れします。
周りの人は心配することもありますが「ちょっと忙しくて…」「また今度ね」など距離感を置きつつ社交辞令の言葉だけ投げかけて相手から何もしてこなくなるのを静かに待つのです。
フェードアウトする人の特徴は様々なタイプがいます。
もしかしたら今周りにいる人もこのような特徴があるといずれ離れて行ってしまうこともあるのかもしれませんね。
なぜフェードアウトする心理になるのか?
フェードアウトする人の特徴をあげましたが、どんな心理状況がそうさせるのでしょうか?
さらに具体的に解説していこうと思います。
楽しくない
フェードアウトする時の心理状況は大きく言うと楽しくない状況に置かれているからでしょう。
友人、恋人、仕事の全てにおいて楽しさを感じられず、自分にとって幸福感が得られない時間を過ごすことにストレスを感じているのです。
それであれば、もっといい人と過ごしたりいい環境に身を置いて楽しく過ごしたいという気持ちがあります。
一緒にいると疲れる
自分の話ばかりする人や愚痴や文句が多い人などといるだけで、ドッと疲れますよね?
恐らく多くの方はこういった人と長くいると疲れませんか?
「まぁそういう人もいるよね」と割り切れたり、気にしないタイプはフェードアウトまですることはないでしょう。
ただ、その疲れから解放されたいと強く感じる人はフェードアウトすることを選択するのです。
よほど疲れや我慢が溜まっているのでしょう。
相手を傷つけたくない
例えば友人、恋人に対して何か不満や我慢を抱えていてもそれを言ってしまうことで相手を傷つけてしまうのではないかと一人思い悩んでしまうことで、傷つけてしまう前に少しずつ距離を取り出します。
本人自身もその悩みから解放されたいこともあり、1歩ずつ身を引いていきます。
いきなり去ることはせずゆっくり距離を広げていき、恋愛でいう自然消滅のようにするのです。
ハッキリ言うことができない
自分の意見をハッキリ言うことでどう思われるか気にすることもあり、何も言わずに去る人もいます。
恋人との別れや仕事で退職する意思など、その一言を言うことが怖いと感じています。
忙しさや体調不良を言い訳にして連絡を避けたり、現実から逃げようとしてしまうのです。
体調や精神状態が万全でない
完全に関係性を断ち切るわけではなく、体調不良や精神状態が悪いことで一時的にフェードアウトする場合もあります。
自分の体調や精神状態が良くないことを多くの人に伝えず誰か1人だけに「…すみません、帰ります」と小声で伝え周りに知られないように去ることもあります。
場の空気を乱したくない、心配かけたくないという配慮からフェードアウトする場合もあります。
もし2人の時であれば、口数が少なくなったり、あまり楽しそうな雰囲気ではない時はなかなか言い出せずに過ごしますが限界になると「今日はもう帰ろうか」と言うこともあります。
こういったシチュエーションもよくあることなので、もし誰か気付くことができれば自然と帰らせてあげられるフォローをすると本人も無理せずにいられるので表情などよく観察していると分かるでしょう。
めんどくさい
グループLINEで盛り上がっていて通知が無駄に多い、恋人から一方的に何かを言われたり、束縛される、職場の人と飲み会など本人にとって面倒だなぁと感じる時は去ろうとします。
その時間が無駄だから他で何か楽しく過ごしたいという欲が出てくることもあります。
さらっと「今時間ないからごめんね!」「また今度!」と言って去るタイプもいれば、何も言わずに去るタイプもいます。
イライラしている
人間関係に我慢をし続けた結果、最終的にイラつきさえ感じている人はパタッと連絡をしなくなったりします。
積み重ねてきた感情が限界に来ると、もう今後一切関わりたくないと感じるのです。
だからこそ割とあっさりLINEをブロックしたり、SNSのフォローを外したりともう関わらないからどう思われてもいいやと思っていることもあります。
フェードアウトする心理状況は共通して本人にストレスがかかっていることのようですね。
相手を思いやりながらフェードアウトする、自分の感情に素直になってフェードアウトするなど様々な感情がありますね。
もし周りの人でストレスを感じていそうだなと感じるのであれば、少し相談に乗ってあげるのもストレス緩和になるかもしれません。
また、そのような気持ちにさせないように日々付き合い方も気をつけなければいけませんね。
真逆のフェードインもある
フェードアウトがあれば、真逆となる「フェードイン」という言葉もあります。
こちらはどちらかというとポジティブなタイプで、もしかしたらフェードインタイプの人も周りにいるかもしれませんね。
例えば、気づいたら仲良くなっていた、いつのまにかカップルになっていたのように何か特別な出来事があったわけでもなくなんとなく関係性ができあがっているのです。
フェードインできるタイプは自然と人の懐に入りやすかったり、ちょっと図々しいタイプもいますが基本的に明るく、人付き合いが好きなタイプです。
フェードアウトするタイプは人の嫌なところに目が行ったり、自分のストレスから逃げたくなるのでかなり違いがありますね。
ただどちらも共通するのはなんとなく言葉にしなくても、自然に表れるか消えるかなのです。
人間関係とは複雑なものですが、気持ちを表したり伝えるのが大切かなぁと思うところもありますね。
まとめ
いかがでしたか?
人間関係でフェードアウトする人について特徴や心理状況をご紹介しましたが、今まで同じような経験や該当する人っぽいなと感じる人はいましたか?
もしかしたら人間関係に悩んでいたり何か奥底で抱えているものがあるのかもしれません。
もしそこに気付けられたら声をかけてあげたりすると救われることもあるかもしれません。
もしくは、あなた自身が思い悩んでいることがあれば、今後の人間関係に大きく影響することになるので心許せる人がいたら一度話してみると楽になるかもしれませんよ?